QLD州少数派政権が危機に

与党議員を虚偽の履歴で除名処分

 QLD州のアナスタシア・パラシェイ労働党政権は、ビリー・ゴードン労働党議員を、「犯罪歴を正しく申告しなかった」として、除名処分した。しかし、同政権は少数派内閣で無所属諸派議員の支持で政権を維持しているだけに、1議席減でパラシェイ政権が崩壊する可能性もある。パラシェイ州首相は、「それでもゴードン議員の議席を受け入れることはできない」と語っている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 クック選挙区選出のゴードン議員が声明を発表し、「今後の行動を考えたい。また、法的アドバイスも求めており、家族や支持者とも話し合いたい。州首相は私を労働党から除名し、私に対しては議員辞職を求めている。クック選挙区代表という私の立場を停止しようとしていることでは、私も自分に対して自然的正義が与えられなければならないと考えている。(注:自然的正義とはこの場合、ゴードン議員に容疑について十分な通告が行われ、またそれに対して反論を出し、それに基づいて判断されなければならないということ)。州首相は、先日、警察長官に対して、私が違法行為を行ったことがあるかどうかを調査するように求めている。それなら、調査が済むまで待つべきではないか」とパラシェイ州首相に対する反論を述べている。

 ゴードン議員が辞職した場合、クック選挙区では補欠選挙が行われることになるが、その選挙で自由国民党(LNP)が議席を獲得した場合、双方の議員数は43対43議席となり、少数派内閣を維持するためにはカッターのオーストラリア党(KAP)の支持を取りつけなければならなくなる。

 ゴードン議員の声明によると、同議員の過去の犯罪歴とは1980年代に空き巣狙いで逮捕されたことと、母親からAVOを取られたことが明らかにされている。これに対して、ジョン=ポール・ラングブレークLNP副党首は、「州首相は隠ぺい工作をしていないことを証明するため、このスキャンダルに関するすべての通信の内容を公表すべきだ」と批判している。
■ソース
Queensland Premier Annastacia Palaszczuk expels Cook MP Billy Gordon over criminal record, government in jeopardy

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る