保守連合支持率再び低下進む

アボット首相に再度リーダーシップ危機

 4月13日発表のフェアファクス/アイプソス世論調査で保守連合連邦政権の支持率がさらに下がっていることが明らかになった。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 トニー・アボット保守連合政権は来月には2度目の予算案を発表することになっており、2014年5月予算案が国民からは「不公平予算」として悪評を受けたこともあって、「2015年5月予算案は公平を期する」と約束しているが、「国民は納得していない」と評価されている。

 この世論調査によると、58%が「財政黒字回復は政府の最優先課題」と考えており、そのためには消費税を10%に引き上げることも支持する」と答えている。また、回答者の約半数が退職年金課税問題を現状のままにと考えているが、43%は、中高額所得者の退職年金利息課税率を15%から30%に引き上げるべきだと答えている。

 ビル・ショーテン労働党は、「二党択一」の問題で54%対46%と、保守連合を8%引き離しており、前回の調査の51%対49%からさらに差が広がっている。

 この調査は、4月9日から11日までの間に全国1404人を対象に電話で実施されたもので、プレファレンス算出基準として2013年9月の選挙結果をもとにしている。しかし、「今選挙が実施された場合のプレファレンスは?」の回答で調整すると支持率は労働党55%対保守連合45%と差はさらに広がる。

 また、政党支持率では保守連合が3ポイント下げて39%に、労働党は2ポイント上げて38%になっている。2014年3月には保守連合支持率は44%、2013年9月の選挙時には46%だった。また、選挙時と現在では、労働党の得票率が7.5%上昇したことになり、この率で全国均一に投票結果が変化したと仮定すると保守連合議席は36議席減となる。

 アボット首相の実績に対する「満足率」から「不満足率」を差し引いた純支持率は3月のマイナス28からわずかに好転し、マイナス26になっている。一方、ショーテン労働党党首の純支持率は前回のゼロからマイナス2になっている。また、「首相適任者」では、ショーテン氏が46%、アボット氏が38%となっており、保守連合支持率に比べてアボット支持率の低さは変わらない。また、ホッキー財相支持率もマイナス25となっており、次に自由党党首交代劇が起きれば、アボット氏とホッキー氏が共に取り除かれる結果になりかねない。
■ソース
Tony Abbott and Joe Hockey lead Coalition poll dive

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る