「鉄鉱石価格暴落で連邦財政に大穴」

アボット首相、5月予算案の見通し語る

 4月15日、シドニーを訪れていたトニー・アボット連邦首相は、「鉄鉱石価格が暴落しており、4年間の歳入が300億ドルの減少」と語った。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 WA、QLD両州の鉱業部門は開発段階が終わり、操業段階に入って大量の技術者が失業する時期はすで始まっており、また、地下資源ブームも終わりが来ることも予想されていた。さらに中国などの需要減で鉄鉱石価格が下がり始めていることも以前から伝えられており、ジョー・ホッキー財相が繰り返し、鉄鉱石価格下落で歳入が大きく減る見通しを警告していた。

 15日、アボット首相は、「昨年の予算案以来、鉄鉱石価格下落とそれ以降の税収減で4年間に300億ドルの歳入減になっている」と語った。

 鉄鉱石の中国天津港引き渡し価格指標が少し跳ね上がった状況で、4月14日にはトンあたり$US50をわずかに上回る線までじりじりと取り戻した。それでも昨年同期のトンあたり$US117の半分にも及ばず、2011年のトンあたり$US180の3分の1以下になっている。ホッキー財相は、「財務省ではトンあたり$35にまで下がることも予想している」と語っている。

 さらに首相は、「約束していた大手企業に対する法人税切り下げを見送る。ただし、大手企業は有給産児休暇(PPL)への拠出金負担を課せられることになっていたが、これもPPLが廃案になった以上、大手企業の拠出金負担もない」としている。
■ソース
Tony Abbott says iron ore price collapse blew $30-billion black hole in federal budget

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