アンザック・デー100周年記念行事

国内各地とトルコのガリポリ半島でも

 今年の4月25日は凄惨な犠牲を出して失敗したガリポリ上陸作戦開始から100周年を記念して例年より盛大な式典が行われた。第一次世界大戦中に協商国側についたロシア海軍が黒海から地中海に出る唯一の航路、オスマン帝国のボスポラス海峡とダーダネルス海峡を通過する水道だけであるため、イギリスとフランスはダーダネルス海峡を望むガリポリ半島を抑える上陸作戦を実施した。しかし、トルコ側の防衛線は強固で双方に多大の犠牲を出した結果、協商国側は撤退を余儀なくされた。オーストラリアとニュージーランドはこの作戦で初めて英連邦軍からは独立したANZAC部隊を派遣し、オーストラリアは8000人の戦死者を出した。そのため、両国にとってはイギリスから一定の独立を確立した記念すべき作戦と見なされ、4月25日は、それ以前も含めアフガニスタン、イラクまでのすべての戦役でのオーストラリア戦死者を追悼する行事になっている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 シドニーでは夜明け前から復員兵士や家族らがマーチンプレイスの戦没者追悼碑に集まり、マーチンプレイスを埋め尽くした。式典の後、復員兵士がジョージ・ストリートを行進した。ただし、第一次世界大戦の元将兵は一人も生存していない。

 同様の行事が国内州都、準州都を中心に行われた。また、トルコのガリポリ半島の上陸地点跡、アンザック・コーブにはトニー・アボット連邦首相、ジョン・キー・ニュージーランド首相を初めとしてオーストラリアからは8,000人、ニュージーランドからは2,000人が式典に参加した。また、式典招待者はトルコ側を加えて360人にのぼり、碑に献花した。

 その他にも、フランスの戦跡地でも西部戦線に参加したANZAC将兵の追悼行事が開かれた。
■ソース

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