オーストラリア、ロヒンギャ定住を拒否

インドネシアから批判受ける

 ミャンマー南部のムスリム少数民族、ロヒンギャは仏教徒の多数派国民から迫害を受け、住むところを追われたり、殺されたりもしている。ロヒンギャの難民の乗った船をタイやマレーシアなどの国々が武力で領海外に追い出すオーストラリア方式を取り入れたが、インドネシアではアチェの漁民が政府から「助けるな」と命令されていたにもかかわらず、難民の惨状に見るに見かねて救助し、インドネシア政府も方針を変えざるを得なかった。しかし、インドネシアはオーストラリアの「難民船追い返し」政策で大勢の難民希望者が居住しており、経済的な負担に苦しんでいるが、オーストラリアは経済的援助を拒んでおり、また、ロヒンギャのオーストラリア定着も拒んでいることから、インドネシアがオーストラリアを非人道的と批判する事態になっている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 インドネシアの批判に対してピーター・ダットン移民相は、「批判は、オーストラリアが難民プログラムを支持していることを無視している」と反論している。また、トニー・アボット首相も、「難民船を助長するような行為はすべて全く無責任な行為だ」と持論を繰り返した。しかし、ミャンマーでの会議の途中でアメリカのCNNに、「オーストラリアが難民希望者受け入れを拒否していることをどう思うか」と質問されたレトナ・マースディ・インドネシア外相は、「オーストラリアは難民希望者問題をインドネシアに押しつけており、公正ではない。難民希望者はインドネシアを経過国としてオーストラリアに行こうとしている。難民希望者出身国、経過国、目的国が協力し合わなければならない。我々は打開策を提案し、国際社会の協力が必要だと力説しているのに」と語っている。

 一方、ダットン大臣は、「我が国は巨額の援助金をインドネシア国内の国際移住機関(IMO)や国際連合難民高等弁務官事務所(UNHCR)に渡している。我が国は地域に貢献している。批判する前に事実関係を見てほしい」と語っている。
■ソース
Peter Dutton defends Government decision not to resettle Rohingya refugees amid criticism from Indonesia

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