政府、越人難民希望者船に抑留1か月

今年3月、46人を越政府に引き渡す

 2015年3月にベトナム人難民希望者46人が豪政府艦船でベトナムに連れ戻され、ベトナム政府に引き渡された事件で、オーストラリア当局が1か月間にわたり、密かに46人を豪艦船に抑留していたことが明らかになった

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 連邦上院予算委員会の席で国境警備を統括するオペレーション・ソブリン・ボーダーズ指揮官のアンドリュー・ボトレル少将が証言したもので、46人を乗せた船は2015年3月20日に拿捕され、4月18日までオーストラリア政府の管理下に拘留された。移民省職員が船上で全員に個人面談しており、46人は誰もオーストラリアの「保護義務」を求めることができなかった。

 46人は豪海軍軍艦HMASチュールスでベトナムに連れ戻された。ボトレル少将は、「46人の居住環境は適切だった。医療、食事、宿泊、衛生は高い水準だった」と証言している。また、オーストラリア政府はベトナム政府から、帰還者の無許可出国に対して報復措置をとらないとの約束を取り付けていると証言した。

 これに対して緑の党の移民問題スポークスウーマンのセーラ・ハンソン=ヤング上院議員が、「ベトナムに送り返された人々の運命について何か把握しているか?」と質問したのに対して、ボトレル少将は、「帰還後は追跡調査していない」と答え、ハンソン=ヤング議員が、「政府が難民希望者に報復措置をしないという約束が守られているという保証はあるのか?」と問い詰め、少将は、「ベトナム政府の約束を疑う根拠がない」と答えたが、あくまでも「信頼」しかないことを認めた。
■ソース
Federal Government reveals Vietnamese asylum seekers detained at sea for a month

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