「難民船阻止、手段を選ばない」

アボット首相、「人間密輸業者と取引」への否定回答を拒む


オーストラリア当局が難民船を運営する人間密輸業者に金を払ってインドネシアに引き返すよう求めていたという情報が伝えられており、インドネシア政府はこの問題を捜査することを明らかにした。一方、トニー・アボット連邦首相は、「人間密輸業者に金を払って追い返している」ことを否定するのを拒み、「難民船を阻止するためには手段を選ばない」と答えた。

ABC放送(電子版)が伝えた。

先週、ジャワ沖で拿捕された難民船には65人が乗っており、オーストラリアの国境警備係官が船長と乗組員に数千ドルを支払ったとしている。インドネシア警察は、「6人の乗組員がそれぞれ$US5,000を与えられた」としている。船はその後インドネシア領海内のロート島の岩礁で難破している。インドネシア外相のスポークスマンは、「そのような行為は人命を危険にさらす行為だ。船は海のど真ん中から押し戻された」と述べている。
これに対して、人権問題に携わっているジュリアン・バーンサイド弁護士は、「保守連合は人間密輸業者を『地球上の屑』と呼んだことがあるが、その地球上の屑と取引するというのは奇妙な話だ」と語っている。

アボット首相は、「政府は作戦遂行についてコメントしないし、警備機関のすることについておおっぴらに話すことはすべきではない」と語っている。
労働党のリチャード・マールズ影の移民相は、「報道が事実なら、豪海軍艦船が浮かぶ現金引出機になったということであり、非常に危険なことだ。人間密輸業者はさらにオーストラリア領海にやってきて金儲けをすることだろう」と語っている。緑の党のセーラ・ハンソン=ヤング上院議員は、「人間密輸業者に金を払って引き替えさせるというのは国内法上も国際法上も犯罪を構成する可能性がある。これは捜査を必要とする事態だ」と語っている。
ジュリー・ビショップ外相とピーター・ダットン移民相は同じ質問を受けた際にいずれも「支払い」を否定している。

■ソース
Asylum seekers: Tony Abbott refuses to deny Australia paid thousands to people smugglers

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