オランウータン、ビデオゲームを学習する

メルボルン動物園での実験で成功

 メルボルン動物園では、飼育しているオランウータンの生活を豊かにするプログラムとしてビデオゲーム機のXboxを与えたところ、オランウータンがゲームで遊ぶことを学習したと伝えられている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 世界初の「エンリッチメント・プログラム」とされるこの試みは、Zoos Victoriaがメルボルン大学のMicrosoft Research Centre for Social Natural User Interfaces (NUI)の研究者と協力してマイクロソフト社のXbox Oneのキネクト3Dテクノロジーを使ったインタラクティブ・ゲームを開発した。

 このゲームでは画像をオランウータンの囲いの床に投射し、オランウータンが画像に反応するとその動きを感知するようになっている。同研究センターのマーカス・カーター研究員は、「動物園の飼育員が動物のエンリッチメントに、タブレットの絵描きや音楽ゲームを使っているのを知って、自分たちのテクノロジーを使うことを考えた」と語っている。

 また、「床に画像を投射すると同時にそれがタッチ・スクリーンになり、オランウータンが床の画像に触れるとそれを感知するようになっている。そのために、これまで使ったことのないペインティング・アプリケーションを使ってみた」と語っている。

 Zoos Victoriaの動物福祉専門家、サリー・シャーウェン博士は、「動物園にはオランウータンが6頭いて、このプロジェクトに関わっているが、それぞれ個性がある。将来的にはプログラムをもっと個々の動物の特性に合わせたものにしていきたい。また、問題解決型あるいは頭を使うゲームを与えられればと思う」と語っている。

 また、カーター博士は、「このテクノロジーを使って、来場客とオランウータンが相互交流できるようになればいい。人々が動物の生態に理解を持ち、自然界の動物を保護する対策を支持するようになることを望む」と語っている。
■ソース
Orangutans in Melbourne Zoo playing interactive videogames using Xbox technology

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