大麻抽出医薬の試験実施前にてんかん児童患者に提供

NSW州首相、イギリスからの医薬40人分を確保と発表

 7月5日、NSW州の薬剤抵抗性てんかんの児童患者には、計画されている大麻抽出の医薬の試験実施より前に、NSW州政府がイギリスから40人分の医薬を確保したと報道されている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この医薬はEpidiolexと呼ばれる内服薬で、海外では既に治験が済んでいる。

 マイク・ベアードNSW州首相は、「重度の薬剤抵抗性てんかん児童患者を持つ父母と話をして、その涙に心を打たれた。親として子供の苦しみをなすすべもなく見つめていなければならないということがどんなに苦しいことか想像もつかない。それでも、希望を与えることはできる。今日のこの発表もその一つだ。40人分を確保している」と語った。

 NSW州の大麻医薬治験は2016年遅くから始める計画になっている。しかし、ランドウィックのシドニー小児病院のジョン・ローソン医師は、「薬がそんな少数患者にしか行き渡らないというのは残念なことだ。しかし、治験が始まれば、その薬を利用できる患者も増えるだろう。今後12か月間の治験で数百人の患者に参加してもらいたいと考えている。治験では児童に投薬した後、12週間観察を続ける。ただし、誰にでも効くとは限らない。10人に1人が良好な反応を示すかも知れないし、3人に1人かも知れない。しかし、これまでまったく望みがなかった児童患者になにかができるということだ」と語っている。
■ソース
Epileptic children to get cannabis-based drug ahead of trials, NSW Premier says

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