パース大学、現役最年長の科学者に退任要求

102歳のグッドール博士に国内外から支持の声

 同大学の生態学名誉研究員、デビッド・グッドール博士は、大学の要求に対して、地位と大学での活動の自由を確保する希望を捨てていないと語っている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 博士が大学側から「地位不適格」を言い渡されたことが報じられると博士のもとには国内から支持メッセージが殺到し、さらにはヨーロッパの科学者らからも、学問の府で活動を続ける権利を支持する声が届いている。

 名誉研究員の地位は無給であり、研究論文の査読と博士課程の学生の監督が主な職務になっている。

 グッドール博士の電話は鳴り止まないが、本人はテレビも見なければオンライン記事を見ることもせず、それでも旅行だけは欠かさず、今年5月にも娘やナチュラリストの一行とともにWA州の沖合い60kmにあるアブロルホス諸島に小ボートで渡り、アザラシの生態観察や島の野生生物の観察をしている。博士は1960年代に諸島海域の伊勢エビカゴ漁に関する研究を初めて出版している。

 博士は現在も一人住まいで週末のショッピングも一人ですませ、週に4日はジューンダラプ・キャンパスまでバスと電車で90分かけて通勤している。また、いくつかの生態学論文誌で論文の査読や編集を行っており、2014年まで自分でも研究論文を発表していた。
■ソース
David Goodall: Australia’s oldest working scientist fights to stay at university

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