NSW州で5年ぶりに最悪のロタウイルス蔓延

ウイルス性胃腸炎に似た症状

 今年、託児所や高齢者施設でロタウイルスが蔓延しており、2012年以来最悪の状態になっている。専門家は、今回の蔓延の原因はロタウイルスの突然変異で免疫を持っている人が少ないためではないかと見て調べている。

 NSW州では今年になって伝染性の強いこのウイルスの発症患者が1300人にのぼっており、そのうち412人は9月に発生している。

 NSW大学の研究者は、冬季、国内で10万人を超える患者を出すウイルス性胃腸炎は、伝染性の高いノロウイルスの新株が原因と突き止めた。

 一方、ロトウイルスは、乳幼児から就学前の児童のウイルス性胃腸炎の原因としてもっとも一般的であり、糞便などで汚染された手を介して人から人へと感染していく。

 保健当局は、なぜ今年になって突然これほど患者数が増えたのかを探っており、「ひょっとして突然変異を起こし、免疫を持っている人が少ないためかも知れない」と考えている。

 NSW州保健局の広報担当官が声明を発表し、「ワクチンによる免疫は数年で効果が薄れていく。そのため、数年ごとに予防接種で守られていない人が一定率に達することで大流行が起きるのではないか」と語っている。

 また、「乳幼児にこのウイルスの予防接種をする家庭は急激に増えているが、ワクチンは感染を防止策としては70%程度の効力しかない」とも述べている。ただし、乳幼児のウイルス性胃腸炎は大幅に減った」とも述べている。
■ソース
NSW rotavirus outbreak the worst in five years

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