QLD、一度の落雷でウシ6頭同時に感電死

記録は2005年にNSW州でウシ68頭

 QLD州南東部の農場で激しい雷雨があり、農場でたった一度の落雷でウシ6頭が同時に感電死するという事故があった。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ボウデザートのデレック・シャーリーさんは、「ひどく激しい嵐があって、何度か稲妻もかみなりもあったが、一度だけ特別大きな音がした」と語っている。

 しかし、数日、農場の見回りはしなかった。シャーリーさんは、「農場の見回りに行った頃にはすでにウシの身体が膨れあがっていた。まず、毒でも食べたのかと思ったが、それだったらフェンスの近くに一列に並んで死んでいることはないだろうと考えた。フェンスに突っ込む姿で死んでいた。どこにも傷も見当たらなかった」と語っている。

 シャーリーさんは、雌牛4頭と子牛2頭で1万ドルほどの損害になるだろうと見込んでいる。

 ABC放送の科学専門家、カール・クルゼルニスキ博士は、「ウシがこのようにフェンスの針金の間に頭を突っ込んで死んでいるというのは初めて見た。相当な爆風でないとこうはならない。水は熱せられて蒸気になると体積は1,700倍になる。雷のために雨水が爆発的に蒸発すればこれくらいの力にはなるかも知れない。しかし、それでウシ6頭が同時に死ぬことは考えられない」と語っている。

 「ウシがフェンスに向かって立っていたとして、後方に雷が落ちたとすると電場は100万ボルト/mにもなることが考えられる。後足と前足の間で50万ボルトくらいの電位差ができれば、電気が後足から前足へと流れる可能性もあり、心臓が瞬時に止まることも考えられる。おそらくほとんど痛みを感じなかっただろう」と想像している。

 また、2005年にNSW州北部の内陸の町、ドリゴでは一度の落雷で68頭が死んでいると語っている。これも電場で大量心臓マヒが起きた事故だと語っている。
■ソース
Farmer loses six cows in a single lightning strike

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