ショッピング・バッグの詰め込みすぎから筋肉損傷

「両手にバランスよく持つことが大事」と専門家

 スーパーマーケットの使い捨てプラスチック・ショッピング・バッグが廃止されてきているが、代わりに使う丈夫なショッピング・バッグは商品をたくさん詰め込むことができるため、重い荷物を持って肩などの筋肉を痛める事故が増えており、専門家はスーパーマーケットのチェックアウトで余り商品を詰め込みすぎないことや左右両手にバランスよく持つことで筋肉の損傷を防ぐことができると警告している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 QLD州のヒンチンブルック・フィジオセラピーでは、この2週間に肩回旋筋腱板損傷の患者が増えており、ショッピング・バッグが重くて肩を傷めたと訴えている。

 QLD州では7月初めから使い捨てプラスチック・バッグの廃止が始まっており、代わりの大きくて丈夫なショッピング・バッグではついいっぱいに詰め込みすぎてしまう。「65歳の女性患者は肩回旋筋腱板裂傷、39歳の女性患者は肩回旋筋腱板損傷があるところに無理したため、首まで傷めてしまった。ある患者は、スーパーマーケットでレジにあんまり詰め込みすぎないように言っている」と語っている。

 また、「いっぱいに詰め込んだバッグでは重さは8kgにも達し、65歳以上の人には重すぎることになりかねない。その結果、肩の回旋筋というところを傷めやすい」と語っている。

 この肩回旋筋腱板は、肩関節を取り囲んでいる筋肉と腱の集まりで、上腕骨と肩の関節部分を支えている。この部分を損傷すると肩に鈍い痛みがあり、肩を下にして横たわると特に痛みが強くなる。同フィジオセラピーでは、「重いショッピング・バッグを車に乗せようとする時などに損傷が起きる。この部分の損傷が小さいうちはフィジオセラピーで抑えることができるが大きくなると手術しなければならない場合もある。ところが、65を過ぎた患者では外科医もこの部分の腱を手術したがらない。そのため、一生損傷を抱えて生きることになり、当人にとっては気力を衰えさせる苦痛を伴う」と語っている。

 予防法としては、複数のショッピング・バッグを用意し、両手にかかる重みがほぼ同じになるよう2つ以上に分けて担ぐことで筋肉損傷をかなり防ぐことができるとしている。
■ソース
Overloaded reusable bags causing shoppers injuries, leaving physios to shoulder the burden

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