乳幼児の段階で自閉症スペクトラム障害発見

VIC州の大学で開発、産科小児科で試験実施

 9月6日付ABC放送(電子版)は、VIC州内の産科小児科看護師は乳幼児の定期健康診断の際に自閉症スペクトラム障害の初期症状を発見する訓練を受けることになる。

 ラ・トローブ大学のジョセフィン・バーバロ主任研究員は、「この検査ツールは現在のところもっとも正確な診断法だ」と語っており、既存の検査法に比べて7倍以上の82%という精度がある。

 同大学のOlga Tennison Autism Research Centre (OTARC)に所属するバーバロ博士は、「乳幼児の時期に自閉症スペクトラム障害を発見すれば成長するに従って大きな違いが出てくる。2歳以下で自閉症を発見できれば認知スキルを25%改善することができ、少し大きくなってから診断される場合に比べて一般的な学校にも溶け込むことがしやすくなる」と述べている。

 この検査法訓練はOTARCが州内のすべての産科小児科看護師を対象として行われ、VIC州政府の100万ドル強の資金援助を受ける。

 この検査法は、小児医療専門家を訓練し、乳幼児の社会的コミュニケーション行動の観察をするというもので、この診断ツールは、生後12か月以上の乳幼児の自閉症を示す危険信号となる特定の行動様式を判定する。

 バーバロ博士は、「特定の行動様式は、主として子供同士の世界の共有や他の子供の社会的ニーズへの反応などを中心にしている。また、12か月頃に初期症状を発見することと、それ以降も継続して子供を観察し続けることなどが訓練の対象となる」と述べている。

 また、「この新しい検査法で自閉症のある子供とない子供の違いを信頼性の高い方法で判定することができ、18か月から24か月までは専門家の能力次第でやはり信頼性の高い診断を下すことができる」と述べている。
■ソース
New screening tool to help detect babies and toddlers born with autism spectrum disorder

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