オーストラリアの新砕氷船、ルーマニアで進水式

オーロラ・オーストラリスに代わり2020年就役予定

 現在、ルーマニアで建造中の次世代南極砕氷船「Nuyina」号がこのほど無事に進水式を終え、今後は艤装工事段階に入り、2020年に就役、30年間の任務に入ると伝えられている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 Nuyina号は、海況9(波高14m超)の波、ビューフォート風力階級12(ハリケーン)の風、摂氏零下30度から摂氏45度の気温、摂氏零下2度から摂氏32度までの水温に耐えられる。船名は学童から募集した中から選ばれた。

 進水式はドナウ川に沿った造船所の乾ドックにオリンピック級プール50杯分の水を2日かけてドナウ川から引き入れ、水位を6mの深さにして行われた。

 オーストラリア南極局のロブ・ブライソン近代化プログラム・マネージャは、「進水式が計画通りに進んで喜ばしい。この5日間、船体への水の侵入がないかどうか試験を続けてきたがまったくないことを確認した」と語っている。

 現在、船体の重量は1万トンだが、完成すれば25,000トンになる見込みで、すでに湿ドックに移され、上部構造の建造作業が始まる。ブライソン氏は、「この後、6階分のデッキを造り、そこに生活エリア、研究室、艦橋、アッパー・マストなどが造られる」と語っている。

 2019年末までには船の砕氷能力試験が行われることになっており、ブライソン氏は、「船を北極海に運び、ノルウェー沖の氷に閉ざされた海で砕氷能力を試験する」と語っている。

 20億ドルの予算をかけて建造中のこの新造船は、2020年には現役のオーロラ・オーストラリス号に代わって就役する。
■ソース
Nuyina icebreaker takes first dip, passes critical float test in Romania

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