調査研究で高齢者の認知症発生率低下と判明

ただし依然として最大の死因の一つ

 認知症は国内で最大の死因の一つになりつつあるが、新しい研究報告書は、高齢者の間で認知症発生率はむしろ低下していると述べている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 Journal of Gerontology Medical Sciencesに掲載されたこの最新の研究は、ホーム・ケア、または長期ケアのサービスを受けている国民に的を絞って実施した大規模な作業であり、この結果を受けて同研究グループは、現在の認知症発生率推定方法を見直さなければならないこともあり得るとしている。

 ただし、オーストラリアの高齢者人口は増加傾向にあり、認知症の高齢者国民全体や高齢者ケアを受ける人口は今後も増え続けることになる。

 それでも研究者は、公衆衛生活動、ライフスタイルの変化、学歴の上昇、喫煙率の低下などがすべて認知症発生率低下に関わっているのではないかと考えている。

 この研究を手がけたSA州保健医学研究所(SAHMRI)の医師で研究論文筆頭著者のステファニー・ハリソン医師は、「この研究結果は、アメリカやイギリスなど国民の所得の高い国での研究結果と一致している」と述べている。

 ホーム・ケアを受けている188,846人の高齢者を対象にした研究では、認知症発生率は2005年の26%から2014年の21%に下がっている。また、長期ケアを受けている348,311人の高齢者を対象にした研究では認知症発生率が2008年の50%から2014年の47%へと減少している。

 ただし、この研究では減少の原因までは追求していないが、認知症の発生そのものが変化しているということなのかも知れないと述べている。
■ソース
New research finds the dementia rate for older Australians is falling

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