「魚油は心臓病の予防にはならない」

「魚を食べるべし」と国内科学者発表

 オーストラリア国内の科学者が、栄養補助食品として利用されている「魚油カプセル」は心臓疾患の予防にまったく効果がないとの研究論文を発表した。また、心臓の健康のためには魚を食べる方が効果があるとしている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この論文は学術誌「Heart, Lung and Circulation Journal」に掲載されたもので、National Heart Foundationに対して、魚および魚油のガイドラインを改訂するよう示唆している。

 この研究では魚油栄養補助食品を、健康な人の心臓と、心臓発作を起こしたことがあり、再発を防ぐために魚油栄養補助食品を摂っている人について比較している。メルボルンのBaker IDI Heart and Diabetes Instituteのポール・ネステル教授は、「2008年以降の大量の研究論文、特に一級の論文を基にして研究した結果、魚油サプリメントは、過去に心臓発作を起こした人には、偽薬以上の効果はなかった」と述べている。

 ネステル教授のチームは、この結果には驚いたとしているが、さらに驚くべき結果が出たとして、「健康な人の食生活を調べた膨大な研究成果を調べると、魚を食べる人には心臓発作が少ないという結果が出ている。なぜ魚を食べると健康に有益で、魚油だけでは有益ではないのか。魚に含まれている他の物質か? それとも魚を食べる人はより健康な生活習慣だということか? しかも、魚の種類を問わないらしいが、白身の魚よりも脂肪分の多い魚の方が健康への効果が高いという結果が出ている。しかし、魚油サプリメントを摂るよりも魚を食べる方が健康にいいらしいということはもっと研究する必要がある」と述べている。(Ratei)
■ソース
Australian researchers surprised to find fish oil not protective against heart disease

http://www.abc.net.au/news/2015-04-13/fish-oil-not-protective-against-heart-disease-study-finds/6389126

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