メルボルン動物園の雌・ゴリラ死ぬ

オス・ゴリラの暴力傷害から合併症で

 5月24日、メルボルン動物園のメス・ゴリラがオス・ゴリラの暴力を受け、傷がもとで合併症にかかり、死亡したことが報道されている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 成熟したオスのオタナが、メスのジュリアに暴力を振るい、それがもとでジュリアが死亡した。

 動物園側は、「ゴリラの群れの中でオスが支配権を確立するために成熟したメスに腕力を誇示することは通常のことだが、オタナがジュリアに対して振るった暴力は予想もできず、過去にもなかった例だ」と発表している。

 5月22日夜、ジュリアは群れから離れ、外の暖房した洞穴の中で過ごした。23日朝、飼育員がジュリアをチェックしに行ったが、元気がなく、いつものような反応をしなかった。しかし、傷も見当たらなかった。そのため、獣医チームと相談し、ジュリアを直ちに動物病院に移し、診察することに決まった。チームの診察の結果、ジュリアが深手を負っており、合併症を起こしていることが判明した。チームは24日までつきっきりでジュリアの治療を行ったが、午前3時に息を引き取った。

 同動物園のハンス・バン・ウェールド氏は、「オタナは以前にも攻撃的になったことがあるがこれほどになったことはない。オタナが群れを支配するためにかなり攻撃的になったことはあるが、こんな結果を引き起こすことはなかった」と語っている。

 事故後、オタナは群れから離され、そのために群れの社会的序列が変わることから、動物園では飼育員が残ったゴリラが新しい序列に早く落ち着くよう支援している。

 ジュリアは33歳のウエスタン・ロウランド・ゴリラで、1997年12月10日にジャージー動物園からメルボルン動物園に移ってきた。モタバとの間に娘のジュマノがいる。この事故で動物園職員もショックを受けており、カウンセラーが付けられている。
■ソース
Female gorilla at Melbourne Zoo killed by male in show of ‘unexpected aggression’

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