米スーパー・マキシがライン・オーナー

リタイア続出のシドニー・ホバート・レース

 2015年シドニー・ホバート・ヨット・レースは、アメリカのスーパー・マキシ、ケン・リード・スキッパーのコマンチがライン・オーナーを獲得した。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 コマンチは同艇に参加していたQLD州出身の元スーパーモデル、クリスティ・ハインズ=クラークさんが、夫の億万長者、ジム・クラーク氏と共同所有している100フィート級。クラーク氏はインターネットのパイオニア、ネットスケープ創始者として知られているが、関節炎のため、出場はしていない。同艇は、628海里を2日8時間58分30秒で完走し、十数年ぶりにアメリカ艇のライン・オーナーを飾った。

 同艇は出走日の26日夜に吹き荒れ、多くのリタイアを出した南からの強風を受けてダガーボードとラダーを破損しながらもレースを続けた。リード艇長は、19人のクルーも勝利をあきらめかけていた時にハインズ=クラークさんが、「ライン・オーナーの夢は消え去ってはいない」と断言したことで気を取り直したと語っている。

 結局、13時間かけて、同じアメリカ勢で百万長者のジョージ・デビッド氏が所有する88フィート級のランブラー88に追いついた。その時点でリード艇長はハインズ=クラークさんの言葉を思い出し、昨年のレースでワイルド・オーツXIに敗れたことを思い出した。今年、ワイルド・オーツXIは26日の夜に艇を破損してリタイア、パーペチュアル・ロイヤルもやはりリタイアしていた。

 最後に外国勢がライン・オーナーを獲得したのは2009年のニュージーランド艇アルファ・ロメオで、アメリカ勢は1998年のサヨナラが最後だった。クラーク氏は、来年、タイトル防衛で出場する気はあまりないことを明らかにしており、その理由として、レースに出るためにアメリカからオーストラリアまでの往復に4か月半かかることを挙げている。

 レースはまだ、ハンディキャップやタターソル・カップなどいくつかの部門の集計が残っており、一両日かかる見込み。
■ソース
Sydney to Hobart 2015: Comanche pursuit pays off as American super maxi takes out line honours

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