エセンドン・ボマーズ1年間出場禁止

サプリメント問題で厳しい処分に衝撃

 1月12日、世界アンチ・ドーピング機関(WADA)がAFLアンチ・ドーピング審査委員会の決定を不服として控訴していた問題は、スポーツ仲裁裁判所(CAS)がWADAの控訴事由を支持する判決を下した。そのため、エセンドン・ボマーズの元・現役の選手34人は2016年のシーズンに出場できなくなった。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 事件は、2012年のサプリメント・プログラムに始まる。このプログラムを調査したAFLのアンチ・ドーピング審査委員会は、選手には不正行為はなかったとの判断を下したが、WADAがこの判断を不服としてCASに控訴していたもので、サプリメントに禁止されているペプチドのチモシン・ベータ4が含まれていた。

 34人の選手のうち、現役選手は12人おり、キャプテンのジョーブ・ワトソン、副キャプテンのダイソン・ヘッペルも含まれている。

 2015年12月に、ポール・リトル氏からエセンドン会長を引き継いだリンゼー・タナー氏が、メルボルンで記者会見し、ボマーズ全体がCASの決定にショックを受けているとして、「34人に1年間の出場禁止を決めたペナルティは不公正だ。エセンドン関係者は全員が私と同じように深刻なショックを受けていると思う。AFL審査委員会においても、選手に対してなんらの不正行為の容疑も挙げられていなかった。ボマーズ全員が、選手の潔白を信じているが、CASの判決には従う。昨年のAFLアンチ・ドーピング審査委員会の決定こそ正しかったと今でも信じている」と語った。

 さらに、「2012年のサプリメント・プログラムは重大なミスだった。しかし、クラブとして、このようなミスから選手を保護する強力な制度を確立する必要があると思う」と語っている。

 1年間の停止処分を受けたボマーズの12人は1年間給料を受け取るが、クラブで訓練することはできない。また、他チームに移籍した選手も同様な処置を受けることになる。また、この処置による損害に対して、処分を受けた選手が個人的にボマーズを相手取って民事訴訟を起こす可能性も残されている。
■ソース
Essendon supplements saga: Bombers express shock over CAS decision banning 34 former and current players

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