QLD州民は長寿だが、医療コストが入院件数増加を後押し

州保健省の最新統計で明らかに

 QLD州保健省の最新の健康白書によると、QLD州民は、長寿で健康にもよく気を使っているが、入院件数が急激に増加している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 保健省最高医務官が2年ごとに出す報告書によれば、毎年入院する患者数が7万人増えており、また緊急病棟を訪れる患者数も5万人増えている。

 ジャネット・ヤング最高医務官は、「この増え方は急激であり、財政的にも続けられるものではない。医療予算が過去10年で88%膨れあがっている。そのほとんどが入院患者増加が原因だ。増加の半分は人口増加が原因と考えられるし、高齢化社会を反映していることも考えられるが、多くの場合、日常的にGPに行くことで解決できる疾患だ。州民一人一人が信頼できるGPを見つけ、GPに健康の相談をした方がいい。人々が常日頃GPに通わず、緊急病棟に行く事になる傾向があるため、このような問題が起こる。」と語っている。

 豪医師会(AMA)QLD支部のリチャード・キッド医師も同意しており、「かかりつけのGPを持っている州民の方が出費を抑えられ、健康にかつより幸福に生きられる」と述べている。ただし、この現象の一部は医療コストだとして、「1984年に導入されたメディケア・リベートの率がインフレには追いつかず、患者負担額が大きくなってきている。一部の患者にとってはそれが重大な問題になる」と語っている。

 その他の主な統計には、過去10年で平均余命が2年延びている。また、先住民族の人々は非先住民族に比べて10年若死にしているが、その差は徐々に縮まってきている。また、喫煙率も下がってきており、成人で毎日煙草を吸う人は12%、ティーネージャーで8%程度だが、先住民族の喫煙率は非先住民族に比べて2倍以上にのぼっている。

 また、肥満率ではQLD州民は首位から転げ落ち、TAS州民に差をつけられている。また、肥満率はQLD州では上昇傾向から現在は平坦化している。しかし、成人の30%が肥満とされ、65%が体重過多とされる。また、児童では7%が肥満で19%が体重過多とされている。
■ソース
Queenslanders living longer, report says, but healthcare costs may be boosting hospitalisations

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