マーメイド・フィンの人気上昇に危惧の声

安全教育、資格テスト導入の意見も

 プラスチック製の弾力のある魚の半身を腰から下に履き、人魚を装うマーメイド・フィンの人気が徐々に高まっている。尾びれをイルカのように使って泳ぐ道具だが、一方で非常の際には下半身の自由が利かず、危険に陥る可能性が懸念され始めている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ABC放送は、QLD州北部のタウンズビルにあるトブルク・メモルアル・バスに集まるNQ Mer Podというマーメイディング・クラブを紹介している。このクラブは2017年7月に結成され、現在は女性のマーメイドが14人、男性のマーマンが1人というメンバー数になっている。

 クラブ・メンバーは、「このホビーでフィットネスができ、友達もでき、しかも水中ファンタシーを満足させることができる。尾びれをつければ水の中で自由に泳ぎ回れる」と、その魅力を語っており、クラブでは川や海、プールにグループで出かけており、プールでは子供達が人魚の泳ぐのを見て大喜びすると語っている。

 しかし、2018年1月にWA州のロイヤル・ライフ・セービングが子供のマーメイド・フィンの安全性を調査した。25人の子供を対象に調査した結果、マーメイド・フィンは水泳能力を70%も引き下げ、溺れる危険が高まるとの結論を出している。

 全豪ロイヤル・ライフ・セービングでは、7歳未満の子供にはマーメイド・フィンをつけさせないという勧告を出しており、VIC州では一部の公共プールが禁止している。

 タウンズビルのクラブ・メンバーは、「私達も決して一人ではマーメイド・フィンで泳がない。禁止すれば人のいない海辺や川に行くようになるだけではないのか。むしろ、監視下のプールで安全に泳ぐ教育をする方がいいのではないか」と発言し、水泳インストラクターも、「子供には水泳能力テストや水泳道具を安全に使う教育は必要だと思う。危ないから禁止というのではなく、プールで安全に楽しめるようにすべきだ」と語っている。
■ソース
Mermaiding surfaces as hot new hobby despite tail safety concerns

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