AFLチーム会長、身障者ジャーナリストに謝罪

AFL試合でコイン投げの失敗をからかう発言

 3月29日、時折の失言で知られるAFLコリングウッド会長、エディ・マガイア氏が航空事故で両脚を切断したAFLのシドニー・スワンズ・ナンバー・ワン・チケット保持者のコイン投げの失敗をからかう発言をしたため、謝罪した上で3月30日の出演を辞退する結果になった。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 29日夜、シドニー・クリケット・グラウンド(SCG)で開かれたAFLのシドニー・スワンズとアデレード・クロウズの対戦で試合開始時、2人の選手と3人の審判が見守る中、元シドニー・モーニング・ヘラルド紙のジャーナリスト、シンシア・バナム氏は杖を持った片手で体を支えながら片手を空にかかげコインを投げた。

 バナム氏がコイン投げに難儀していることに対して、フォックス・フッティ番組にコメンテータとして出演していたマガイア氏が、「コイン投げに失敗するたびに$5,000の罰金を取るようにしようか。毎週、コインを足に落とす奴がいるんだよな。ほら、ちゃんと投げろよ」と発言した。

 バナム氏は2007年にガルーダ航空機がインドネシアのジョクジャカルタ空港で滑走路を突破し、炎上した際に燃える機内に閉じ込められ、救助されたが両脚を切断する重傷を負った。しかし、その障害にもめげず、積極的に社会に関わり続けてきたバナム氏は多くの人の尊敬を受けている。

 マガイア氏は発言後、同じフォックス・フッティ番組でバナム氏に謝罪し、「バナム氏を侮辱するつもりはなかったが、不適切な発言だった」と訂正した。

 マガイア氏は翌30日にも声明を発表し、「シンシア・バナム氏とシドニー・スワンズへの謝罪のしるしとして、本日のエセンドンとセント・キルダの対戦にはフォックス・フッティの出演を見合わせる。昨夜のコイン投げに関する発言を深謝する。その時のビデオをよく見ないまま発言するべきではなかった」と述べている。

 29日夜、シドニー・スワンズはマガイア氏の発言直後に、「発言は無知であり、他人への思いやりにも欠けている」と批判の声明を出していた。

 スワンズのアンドリュー・プリダム会長は、マガイア氏の謝罪声明に不満足で、「エディは、あまりにも頻繁な謝罪に精出すことよりも、もっと他人への寛容と敬意を学ぶべきではないか。シンシアがとてつもない苦難を克服してきた。彼女はシドニー・スワンズを愛しており、私達は彼女を愛している」と語っている。
■ソース
Eddie McGuire forced to apologise after mocking double amputee Cynthia Banham’s SCG coin toss

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