ジャック水泳選手、「無実を証明するまで闘う」

光州世界選手権直前にドーピング陽性で失格

 8月2日、シェイナ・ジャック水泳選手(20)は、QLD州ブリスベンでオーストラリア・スポーツ・アンチドーピング機構(ASADA)とミーティングを行い、「必ず無実を証明し、汚名をそそぐまでやめない」と誓った。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ジャック選手のポール・ホーバス弁護士は、「この問題では彼女の防御のためにあらゆる手を尽くす。4週間ないし6週間でASADAの判断が返ってくるはずなのでそれを受け取ってから対応を考える」と語っている。

 ジャック選手は、ケアンズでのキャンプ中の6月26日にドーピング・テストを受け、その結果を7月12日に日本で行われていた合宿中に知らされ、光州には行かず、そのまま資格停止処分でオーストラリアに送り返された。

 その後、オーストラリア国内で「ジャック選手はリガンドロル陽性と判定された」と発表があった。リガンドロルは医薬としてはまだ治験段階の合成薬で、ボディ・ビルダーなどが密かに海外から取り寄せている程度であり、そのような物質がどういう経路でジャック選手の知らないうちに体内に入ったのかを証明できなければ最高4年間の出場停止処分が待っている。治験段階の合成薬が通常の市販薬に含まれているはずはなく、ほぼ唯一の経路としてリガンドロルに汚染されているスポーツ・サプリメントを知らずに服用したことを証明できれば出場停止処分期間を短縮できる可能性もある。

 ジャック選手は、「無実を証明し、再びプールに復帰できるまで闘う。水泳は私の夢だったし、このまま夢を捨てることはできない」と語り、オーストラリア水泳連盟について、「申し分なく支援してくれている。連盟全体ですべて決定しているし、決定したことについても満足している。連盟全体が一つのチームになってやってくれている」と語っている。

 一方、専門家は、今回のできごとは、スポーツ選手がスポーツ・サプリメントを用いる際の危険を思い知らせてくれるものだと語っている。

 リガンドロルは、選択的アンドロゲン受容体調節因子(SARM)と呼ばれる物質で、骨粗鬆症などの治療を目的に開発された医薬で、筋肉量の増大を促す作用がある。
■ソース
Swimmer Shayna Jack vows to clear her name after meeting with anti-doping authority

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