2014年シドニー・ホバート・ヨットレース

ワイルド・オーツXI、ライン・オーナー獲得

 12月26日、ボクシング・デーにシドニー・ハーバーを出走したシドニー・ホバート・ヨットレースは28日に先頭群がホバートの決勝線を通過し、オーストラリアのスーパーマキシ級ワイルド・オーツXIが記録的な8回目のライン・オーナーに輝いた。2着にはアメリカから初出場のコマンチが入った。

 マーク・リチャーズ艇長の指揮するワイルド・オーツXIは、スピネーカーに南風を受け、出走から2日1時間50分でバッテリー・ポイントのフィニッシュ・ラインを横切った。ただし、同号が2012年に樹立したレース記録にははるかに及ばなかった。

 コンスティチューション・ドックでは、リチャーズ艇長がヨットの所有者ボブ・オートリーに敬意を表した後、「第一夜にはコマンチがリードしていたが、それを負かしたのはクルーの素晴らしい働きのおかげだ。ここに立っていることが未だに信じられない。このレースに優勝することは大いな名誉だが、8回目のライン・オーナーを獲得するというのは、これ以上の名誉はない」と語った。

 コマンチは50分遅れてフィニッシュ・ラインを横切ったが、先端技術の粋を尽くした初出場のスーパーマキシ級としては素晴らしい成績だ。ケン艇長は、「この新品のヨットの唯一の欠点がバス海峡で露わになった。それが勝敗の明暗を分けたと思う。波の荒い海で私たちの艇はワイルド・オーツXIを引き離していたが、ついに追い抜かれ、そのまま差がどんどん広まっていった。

 コマンチの所有者、ジム・クラーク氏は、今回の成績に満足の意を表しつつも、ワイルド・オーツXIに対して、「海上コンディションに強い最高のボートが勝つ。そのことに間違いはない。あれは素晴らしいボートだ。高気圧に入って翻弄されたが、彼らはそのまま切り抜けて行った。それを認めるしかないだろう」と述べている。
■ソース
Sydney to Hobart: Wild Oats XI wins 2014 line honours ahead of Comanche

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