NSW州でグライダーの高度記録挑戦

特殊気象状況で空気の流れに乗り

 6月29日付ABC放送(電子版)は、キャンベラの南、NSW州のクーマ付近でグライダー上昇高度記録更新を狙ってグライダー・バイロットたちが特殊気象条件出現を待ち望んでいると報道した。

 報道によると、この季節にはキャンベラ周辺の山岳地域で「マウンテン・ウエーブ」と呼ばれる特殊気象が発生し、グライダーが通常を上回る高高度に昇ることができる。そのため、地域のグライダー・パイロットは気象状況発生を待って飛び立つ用意をととのえている。

 クーマ近辺のキャンベラ・グライディング・クラブでも、この付近で2,3週間にわたってこのような気象条件と気流が発生する。原理的には山越えの気流が畑の畝のような渦を作るため、その畝の頂点に乗れば高高度まで到達できるというもの。クーマではブリンダベラ山脈がこの気象条件を作り出している。

 同クラブのキャプテン、スチャート・ファーガソンさんは、「私自身は7,200mまで昇ったことがある。国内記録は19年前に作られた10,000mだ。夏季には4,200mから4,800mどまりだ」と語っている。また、インストラクターのキース・アヨットさんは、「高度記録は民間航空路線高度と変わらないが、めったにないことだ。しかし、6,000m程度なら珍しくない。3,000m以上に昇る場合には酸素マスクが必要になる」と語っている。

 また、マウンテン・ウエーブに乗った時の快感について、「ほとんど完全な静寂だ。かすかな風切り音の他には何も聞こえない。驚くほど平静な体験だ」と語っている。

 また、マウンテン・ウエーブに乗るのに適した滑走路は、クーマの他にはVIC州のグランピアンズ、WA州南部のスターリング・レンジがあるだけだと語っている。
■ソース
Glider pilots set to soar to new heights near Canberra due to weather phenomenon

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