連邦警察、反捕鯨団体船家宅捜索

日本の警察当局の依頼を受け
 3月6日午前8時30分、連邦警察(AFP)が、ホバートのプリンセス埠頭に停泊した武闘派反捕鯨団体シー・シェパード(SS)のスティーブ・アーウィン号を家宅捜索した。
 捜索は、同日昼(大陸東部時刻)も依然として続けられており、AFPスポークスマンは、「日本当局から公式要請があったため、同船に対して捜索令状を執行した」と発表したが、同船から物品の押収があったか、また乗組員が警察の事情聴取を受けたかについては回答を拒んだ。
 SSは、今季の調査捕鯨妨害活動終了を宣言しており、「一定の成果があった」と発表しているが、同日の報道では、同号のエンジン・トラブルとされている。同団体は、暴力活動のために国際捕鯨委員会(IWC)オブザーバー資格を取り消されており、同委員会総会でオーストラリアを含めた参加国による非難決議を受けているが、オーストラリア国内では合法団体の扱いを受けている。また、SSは来季まで地中海のマグロ漁を妨害の標的にすると広言している。なお、捕鯨船団の第二昭南丸と衝突沈没したSSのアディ・ギル号のピーター・ベシューン船長は、潜入した第二昭南丸に拘留されており、日本で裁判が行われる予定。
 AFPが捜索令状を執行した発表を受け、緑の党のボブ・ブラウン党首が、「オーストラリアの警察が日本のクジラ殺害者の指図で動くとはまったく言語道断」と声明を発した。
 ケビン・ラッド連邦首相は、AFPの家宅捜索について直接触れず、「連邦政府の立場は依然として変わっていない。2010年11月までに、日本政府が南氷洋での捕鯨活動の縮小停止を明らかにしない限り、オーストラリア政府は日本を国際司法裁判所に提訴する」と繰り返すにとどまった。(AAP)

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