保守連合古参議員また一人引退声明

トラス国民党党首も引退の見込み

 2015年後半にトニー・アボット前首相を追い落とし、首相に就任して以来、マルコム・タンブル議員の支持率は圧倒的に高いが、順風満帆と思われてきたタンブル保守連合政権で閣僚、議員の進退が話題になっている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 同政権は、1人が労働党政権期に議長日誌の違法な複写を入手するために共謀した容疑で警察の調査を受けたマル・ブラフ大臣が大臣職を休職しており、さらにジェミー・ブリッグズ都市計画相は香港への公務外遊中に女性職員に不品行を働いたとして辞任した。2014年にスチュアート・ロバーツ副国防大臣(当時)が中国に渡り、自由党献金者が中国企業と契約を交わす場に立ち会っていたことが明らかにされたが、ロバーツ現福祉事業相は、中国行きはあくまでも私用だったと主張している。しかし、中国では中国政府高官とも会見し、パーティを主催して、客の中国人実業家から高額の腕時計を贈られた。後にこの腕時計は返却したと証言しているが、労働党は同閣僚の辞任を要求している。

 先日には古参議員のフィリップ・ラドック氏も今年の選挙には出馬しないと発表しており、保守連合副リーダーのウォレン・トラス国民党党首も引退し、バーナビー・ジョイス議員に党首の座を譲るものと見られている。しかし、2月10日にはトラス氏より先にアンドリュー・ロブ貿易相が政界引退を発表した。ロブ氏は有能な大臣とみられてきたため、驚きの声が挙がっている。

 野党労働党のビル・ショーテン党首は、「マルコム・タンブル内閣は混乱状態。トニー・アボット前首相の前例にならって、『今日から行い正しい政府が始まる』ということになるのも時間の問題。タンブルは国内雇用に集中しなければならないのに、大臣は自分の雇用ばかり案じている閣僚のためにマヒ状態だ」と語っている。
■ソース
Andrew Robb to retire at federal election, Warren Truss expected to follow

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