「パプア・ニューギニアのマヌス島入管収容所は閉鎖する」

連邦移民相とPNG首相が確約発言、ただし時期は未定

 パプア・ニューギニア(PNG)とオーストラリア連邦政府の高官の会談が開かれ、PNGのマヌス島に設立した難民収容センターを閉鎖することで合意が得られた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 合意の要点としては、ピーター・オニールPNG首相は、閉鎖は急がないとしており、ピーター・ダットン移民相は、領外収容センターの難民はいっさいオーストラリアには受け入れないとしている。また、閉鎖完了までの移行期にはオーストラリアが資金その他を負担するとしている。

 また、ダットン移民相は、「センター閉鎖までの期限は設けないが、両国が協力してなるべく早く完了させる。このような問題の作業は手順をよく考えてやらなければならない。また、難民の受け入れについても第三国に打診している」と語っている。

 また、閉鎖完了までの移行期にオーストラリアがPNGに与える特別資金の額についてはダットン移民相は明らかにしなかったが、「巨額になる」と答えている。

 一方、オニールPNG首相は、「閉鎖までの作業は慎重に考えてやらなければならない。そのためにはPNG国民の利益と難民希望者、難民認定者の福利も考えなければならない」と語っている。

 また、労働党の影の移民相、シェイン・ニューマン議員は、「タンブル保守連合政権は、現在の状況をどうするつもりなのか、包み隠さず、正直に発表すべきだ」と語っている。

 セーラ・ハンソン=ヤング緑の党影の移民相は、「この発表は、領外難民収容所の時代は終わったということだ。こうなれば収容者をオーストラリアに迎え入れなければならない。タンブル政府は、この人達がオーストラリアで安全に生活を再建できるよう図るべきだ」と語っている。

 また、海外援助団体のOxfamオーストラリアのヘレン・スゾクCEOも、「領外収容センターに収容されている難民認定希望者の審査を急ぎ、認定があれば速やかにオーストラリアでの定住を認めるべきだ」と語り、ヒューマン・ライツ・ウォッチのエレーン・ピアソン会長も、「収容者をオーストラリアか安全な第三国に移すべきだ」と語っている。
■ソース
Manus Island detention centre to close, Peter Dutton and PNG Prime Minister confirm

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