オーストラリア人ダイバー医師の父親死去

フットボール少年グループ救出最後の日に

 タイ北部チェン・ライ県の鍾乳洞に12人のフットボール少年チームとコーチ1人が閉じ込められていた事故は7月10日夜に全員が救助され、救助隊の1人が作業中に酸欠で死亡する悲劇を伴って完了したが、洞穴入り口から4kmほどの地点で最初に少年達を発見したグループにいて、13人全ての救出が終わるまで少年達に付き添っていたダイバー医師の父親が救出最後の日にSA州で亡くなっていたことが報じられている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この医師はリチャード・ハリス医師で、上司のアンドリュー・ピアース医師は、「困難な救出作業に加えて父親の死去はハリーの家族にとっても心理的な重圧だと思う。ハリーは間もなく帰ってきてしばらく家族と過ごすと思う。今のところはそっとしておいて欲しいと語っていた」と発表している。

 ハリス医師はアデレード市で麻酔医を務めており、今回休暇中のはずだったがボランティアで救出作業に加わっていた。12人の少年とコーチ1人の救出が完了して世界中が喜びに沸いている時、ハリス医師と3人の海軍特殊部隊員はまだ洞穴内に残っており、全員脱出が完了したのは数時間後だった。

 今回の救出作戦にはオーストラリアからも20人が派遣されており、WA州出身のダイバー医師、連邦警察ダイバー6人、海軍掃海ダイバー1人、外務貿易省クライシス・レスキュー・チームのメンバーなどが参加していた。

 ハリス医師は、タイでイギリスのダイビング・チームが救出作戦を指揮している際に、イギリス・チームが彼の医療技術と30年のダイビング経験を見込んで特に名指し、タイ当局から請われて参加しており、ピアース医師も、「SA州の救急隊全員がハリス医師を誇りにしている。ハリーは物静かだが親切な男で、この救出作戦に助力を請われると躊躇せずに出かけていった」と語っている。
■ソース
Thai cave rescue: Australian doctor who was last one out now grieving father’s death

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る