インドネシアの屠畜場でまた残酷行為摘発される

家畜死ぬ前に解体始める作業員、ビデオが捕らえる
 2011年6月、ABCテレビがインドネシアの一部の屠畜場でオーストラリア産の牛に残酷な扱いをしている場面を放映した。そのビデオがオーストラリア国内で大きな反響を呼び、政府は直ちにインドネシア向け生体牛の輸出を一時停止した。この措置は、出荷が止まったインドネシア向け牛の牧場や輸出業者の経済的損害や、南北米などの競合家畜生産者に海外市場を奪われるという懸念から、連邦政府が是正の法規や指導制度を導入することで、輸出停止を解除した。しかし、2月28日夜のABCテレビ時事番組「Lateline」がインドネシアの少数の屠畜場で今も行われている牛に対する残酷行為のビデオを放送した。
 前回のビデオを提供した動物福祉団体「アニマルズ・オーストラリア」のリン・ホワイト氏は、「ビデオは1月にジャカルタの2箇所の屠畜場で撮影されたもの。作業員は、牛が死ぬ前に解体を始めてはならないということさえ守っていない。オーストラリアで昔に開発された、牛を固定する箱、Mark Iは、現在の国際規格に適合しないが、インドネシアでは未だに使われている」と指摘している。
 RSPCA(動物虐待防止協会)主任科学者、ビッダ・ジョーンズ博士がABCテレビに出演し、「このビデオで映されている屠畜場の行為は、海外輸出の家畜を保護するために豪政府が作成したチェックリストに対する違反が46件数えられる」と語っている。
 連邦緑の党の動物福祉スポークスウーマンのリー・リアナン上院議員は、「ジョー・ラドウィグ農業大臣は、オーストラリア産の牛が、この2箇所の屠畜場に送られていないかどうかすぐに確認すべきだ」と発言した。さらに、「このビデオは、オーストラリア政府が新しく導入した供給チェーン保証制度に重大な違反が繰り返し行われていることをはっきりと示している」と述べている。(AAP)

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