連邦、アジアと自由貿易協定交渉

国内製造業撤退で厳しい批判も

 ABC放送は、トニー・アボット連邦首相は来週から日本、韓国、中国を訪問し、自由貿易協定交渉を進める考えを明らかにしていると報道している。

 一方、BPオーストラレージア社は、「アジア地域で輸出専門の精油所が低コストを利用して生産を広げており、オーストラリアを拠点にしていては競争力で勝てない」として、今年末までにブリスベンの精油所を操業停止する計画を明らかにしている。この撤退で355人が失業する。

 ただし、政府は2013年12月に韓国と自由貿易協定に署名しており、来週の3国訪問には大規模な貿易使節団を引率すると発表している。また、韓国とはFTAの正式署名を行い、日本とも自由貿易協定交渉を終わらせたい考えを明らかにしている。

 アボット首相より先に訪日するアンドリュー・ロブ貿易相は、「自由貿易協定で多くの雇用が生まれる。失業はメディアが取り上げ、しかも目立つが、新しい雇用については報道されないからみんな気づかない。自由貿易協定は長年かけて徐々に膨大な雇用を生む」と語り、さらに、「この東アジア3か国との協定を雇用創出のためにも重要だ。ただし、日本との交渉では、日本側が牛肉、乳製品の関税を引き下げない限り、最終的な協定には入らない」と述べている。(NP)

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