「白人ジハド青年」はメルボルン出身者

エリート私立の秀才でドロップアウト

 2014年、イギリスのメディアで、「イスラム国の白人ジハド青年」と報道された男性はイギリス人ではなく、メルボルン出身の「ジェーク」と呼ばれている青年だった。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 きっかけは2014年12月、ジェークがイスラム国の旗の前で膝をつき、ライフルを抱えている姿がソーシャル・メディアに掲載されたことで、イギリス人のいたずらからイギリスのメディアは人物をてっきりイギリス人と思い込んで報道した。しかし、ABC放送が、ジェークを知る人物2人と面接し、メルボルン出身であることを確認した。

 一人は企業関係コミュニケーション企業に勤め、ジェークが職業経験でしばらく働いた2012年に出会っているアンジェラ・スキャフィディさんで、「結構文才があり、結構いい青年だった。ブロッグでオーストラリアや世界のニュースについて書いていた。イデオロギーよりも事実関係を述べるという内容でジャーナリズムに行きたがっていた」と語っている。

 もう一人も2012年にジェークと出会っているが、当時は「不器用なティーンネージャ」だったと語っている。連邦警察(AFP)もこの問題を把握しているがいっさい発表しない方針。

 イスラム国に反対しているムスリム・コミュニティのリーダー、ドクター・ジャマル・リフィは、「この事件はオーストラリア国内でイスラム国の巧みなプロパガンダに対する対応ができていないことを示すものだ。7か月前、連邦政府がリスクを抱えているコミュニティに対して行動パッケージを与えると約束したが、今に至るまで過激派のイデオロギーに対抗するプログラムやコミュニティ支援の対策も何一つ行われていない。若者をイスラム国の野蛮なイデオロギーから守るにしても現に何をしているのか? 何も進んでいない」と語っている。(Ratei)
■ソース
Islamic State recruit declared ‘white jihadi’ identified as Melbourne teenager Jake

http://www.abc.net.au/news/2015-03-09/alleged-foreign-fighter-identified-as-melbourne-teenager-jake/6290368

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