ネパール地震でオーストラリア援助追加

トレッカーの通過する村全滅で死者多数

 ネパールの地震ではこれまでに確認されている死者だけでも8,000人近く、負傷者は17,800人を超えている。また、山歩きの外国人トレッカーが集まるランタン村は斜面崩壊でほぼ全滅し、これまでに120人の遺体が発掘されている。また、衛星による地形観測で今後も大規模な余震が続く可能性が指摘されている。このような状況を背景にオーストラリア政府はネパールに対する災害援助金をさらに1,000万ドル追加すると発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ジュリー・ビショップ外相は、「災害援助金は、女性や被害地域社会が小事業を始めることを支援し、児童が一刻も早く学校に戻れるよう助ける趣旨のもの。まだ、教育インフラストラクチャ再建についてオーストラリアの土木工学専門家のアドバイスにも援助金が充てられる」と発表した。この追加でオーストラリアのネパール震災援助は2,000万ドルになる。

 オーストラリアからはこれまでにC-17空軍輸送機が15トンの援助物資を運んだ他、空軍の航空救急班2チームが現地に派遣されている。また、国防軍、移民省その他の政府職員がカトマンズに配置され、救援物資配給やオーストラリア国民の避難などを支援している。

 ランタン村では住民、ガイド、外国人トレッカーが土砂や瓦礫の下敷きになっており、その上に雪崩と悪天候で捜索作業が阻まれており、捜索隊が安全な場所に退避しなければならない事態が続いている。当局もランタン村で何人が被害を受けたのかを把握できず、助かった住民の中にはまだ180人が雪の下に埋もれたままになっているとする者もいる。これまでに外国人トレッカー9人の遺体がカトマンズに運ばれ、住民の遺体は親戚縁者に引き渡されている。また、ネパール国内はカトマンズから北に60km離れたランタン村のようにたどり着くのも難しい土地が広がっており、今回の大震災でどれだけの被害が出ているのかその検分作業も進んでいない。
■ソース
Nepal earthquake: Extra $10m provided by Australia for recovery efforts; search for bodies in Langtang village suspended

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