「イスラム国、化学専門家集めに奔走」

「化学兵器製造計画」とビショップ外相

 ジュリー・ビショップ外相は、「イスラム国(IS)は、化学兵器製造のために高度に熟練した化学技術者を集めている」と語った。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ビショップ外相は、「ISはすでに塩素ガス攻撃もした」と語っている。

 WA州パースのオーストラリア・グループでの講演で、ビショップ外相は、「ダイシュ(ISの蔑称)は、現代私たちが直面しているもっとも深刻な安全保障上の脅威だ。彼らは秩序を破壊し、そのために手段を選ばない。目的を達するためにはどんな暴力もためらわない。化学兵器を使うこともためらわない。ISは、その化学兵器製造のために西側も含めて高度に熟練した化学技師を集めている。世界中からISに集まってくる何万人もの活動家の中には材料を精製して化学兵器を造るのに必要な技術専門家もいるはず」と語った。

 マシアス・コーマン予算相は、「ISが化学兵器、生物兵器、核兵器を手に入れるようなことがあれば大変なことだ。そういう事態にしないため、世界各国がISの脅威を取り除くために努力している」と語っている。

 野党労働党のクリス・ボウエン議員は、「この報告は非常に憂慮すべき内容だが、ことの成り行きを政府から詳しく聞きたい。ダイシュと戦うためにイラク政府を支援するという政府の対策を全面的に支持してきた。そのためには迅速に事実関係を政府から聞きたい」と語っている。

 ビショップ外相の講演はオーストラリア・グループの30周年記念で、このグループは、化学兵器開発に必要な材料の輸出を食い止めるためにいくつかの国が非公式に集まって結成しているもので、外相は、「核兵器や生物兵器と異なり、化学兵器はあまり一般の注目を受けないが、20世紀の大量破壊兵器の中では化学兵器がもっとも一般に用いられている兵器だ」と語っている。
■ソース
Islamic State recruiting ‘highly trained professionals’ to manufacture chemical weapons, Julie Bishop warns

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