【就職・転職特集2018】オーストラリア/日本で「働く」②

【就職・転職特集2018】オーストラリア/日本で「働く」

語学力、キャリアを磨き
オーストラリア/日本で「働く」

オーストラリアで働く

労働可能なビザ

永住権・市民権保持者でない人がオーストラリアで働く場合、就労許可のあるビザを保持していることが必須条件だ。例えば就労ビザ、ワーキング・ホリデー・ビザ、学生ビザなどが挙げられる。

ただし上記のようなビザがあれば無条件に働けるというわけではなく、学生ビザなら労働時間は2週間で40時間以内、ワーキング·ホリデー·ビザの場合は同一の雇用主の下での労働は6カ月以内(場合により1年)などの規則がある。詳細は移民局のウェブサイトなどで自分のビザの条件を必ず確認しよう。

仕事の探し方

オーストラリアにおける求人の情報源は、①オンライン求人サイト「Australian Job Search」(Web: jobsearch.gov.au)や「Seek」(Web: www.seek.com.au)、「Adzuna」(Web: www.adzuna.com.au)など、②新聞の求人欄「Sydney Morning Herald」(土曜版)など、③大学や日本食品店の掲示板、④口コミなどがある。

主流はインターネットでの情報収集だが、オーストラリアでは「口コミ」の力も大きい。企業側が社員の友人·知人などに適切な人材がいないか尋ね、どうしても見つからなかった場合に求人情報を一般公開する、というのも珍しい話ではない。それはすなわち「信用」が重視される社会だということを示している。履歴書に推薦人(Referees)を2~3人記入せよと指定されたり、以前働いていた会社からの推薦状を重視することもあるなど、人物考査を非常に重んじる傾向からも、オーストラリアのビジネス·シーンが信用を大切にしているとうかがい知ることができる。

カジュアル·ジョブ(アルバイト)なら店頭に求人情報が貼り出されていたり、あるいは履歴書を持ってさまざまな店舗に配り歩いて連絡を待つという方法で職探しをするのも一般的だ。

雇用形態、条件

雇用形態は、雇用契約期間や労働時間により、①フルタイム(Full-time)、②パートタイム(Part-time)、③カジュアル(Casual)に大別される。

参考:Web: www.fairwork.gov.au/employee-entitlements/types-of-employees(Fair Work Ombudsman)

また、オーストラリアでは新規採用後、試用期間(Probationary Period)が設けられていることがほとんどだ。多くは3カ月、まれに6カ月という企業もある。そして日本の場合、健康保険や通勤交通費などは雇用者が全てまたは一部負担するが、オーストラリアでは個人負担が一般的だ。

スーパーアニュエーション(年金)については、雇用者は従業員の税引前給与(グロス)の最低9.5パーセントの金額をそれぞれのスーパーアニュエーション・ファンドに積み立てることが義務付けられている。

■Web: www.fairwork.gov.au/pay/minimum-wages/payguides(Fair Work Ombudsman)

そしてオーストラリアで働くためには9ケタの番号、タックス·ファイル·ナンバー(Tax File Number/TFN)が必要だ。TFN取得申請はオーストラリア国税局(Australian Taxation Office/ATO)のウェブサイトからオンラインで無料で行うことができる。

専門家からのアドバイス!

(取材協力:スタッフ ソリューション オーストラリア シドニー本店)

オーストラリアのローカル企業、日系企業で働くためには、まずは履歴書(レジュメ/CV)を整え、企業が探している求人詳細(Job Description)とマッチした経験があればそれに沿った履歴書を用意することが重要です。経歴が長いほどいろいろな経験があるケースが多く、例えば秘書、総務、経理などの経験を1人の候補者が持っている場合、秘書の経験を求められている求人の際、秘書の経験を強調して履歴書を書くと良いでしょう。また業務実績などもあれば、求人詳細の下に追記することをお薦めします。

人材派遣会社から企業に履歴書が送付されるのは、ある程度のスクリーニングをした候補者になりますが、求人されているポジションだけでなく、他にもポジションを持っていたり、将来的に出てくるポジションを紹介してくれるため、可能性を広げるためにも登録しておくと良いでしょう。

日本では謙虚であることは美徳となり、日本語の面接であれば言語的特徴もあり、謙虚さも分かってもらえますが、オーストラリアでは、そのまま英語に訳すと自信がないと見られる場合があります。オーストラリア人は一般的に、聞かれる前に自分の良いところ、業務実績などをアピールします。オーストラリアで求人への応募、面接を受ける際は、自分が達成した成果や、自分が他の人よりも優れていることなどをまとめ、言えるように準備しておくことが大切です。

英文履歴書作成

履歴書には、なるべく詳しい内容を書くこと(履歴書を1枚に収める必要はない)。求人詳細と似たような経験があれば、それがよく分かるようにまとめると良いだろう。書類審査でほとんどの候補者が落とされてしまうので上手に履歴書を書き、企業に対してこの人に会ってみたいと思わせることが必要だ。

■分かりやすい英文履歴書の例

分かりやすい英文履歴書の例

■分かりにくい英文履歴書の例

分かりにくい英文履歴書の例

英文履歴書とカバー・レターの違いは?

取材協力:スタッフ ソリューション オーストラリア シドニー本店
Web: www.ssaust.com/jp/submit-cv/Email: career@ssaust.com.au

英文履歴書に決まったフォーマットはありませんが、読みやすく、そしてできるだけ具体的に書きましょう。職歴にはただ業務内容を書くだけでなく、自身がその仕事に就いたことで達成できた「成果(Achievement)」を詳しく記すことも重要です。もし職歴に間が空いた時は理由(Reason to leave)をしっかり書いてください。

履歴書を送る際にはカバー・レター(送付状)も必ず付けます。カバー・レターを書く上で一番大切なのは、「この人と一度会ってみたい」と思わせること。ただし、企業の人事担当者はカバー・レターをあまり見ないため、「その業界以外の人が見ても分かりやすい」ことも重要です。レイアウトにも注意しましょう。

なおオーストラリアは契約社会なので、期間限定の雇用方法が多いことを覚えておきましょう。履歴書やカバー・レターの書き方も、ポジションなどにより変える必要があります。


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