注目企業「AONリスク・サービス ジャパン保険サービス部」

注目企業ピックアップ

AONリスク・サービス ジャパン保険サービス部

暮らしに欠かせない「保険」。しかし、文化や風習が異なるオーストラリアでは、どの保険に加入すればいいか迷うこともあるだろう。そんな時に頼れるのが、大手保険サービス会社「エーオン」のジャパン保険サービス部。在豪日系企業や現地在住者から絶大な信頼を寄せられる同社は、法人向けの保険サービスの提供をはじめ、日本人一時滞在者向け医療保険「メディパック」の販売も行っている。

ジャパン保険サービス部の皆さん
ジャパン保険サービス部の皆さん

異なる風習や多発する自然災害など、日本とは違ったリスクを抱えるオーストラリア。同国に進出する日系企業にとって力強い味方となるのが、グローバルな大手保険サービス会社「エーオン」(本社ロンドン)だ。同社は1987年、エーオン・リスク・サービス・ジャパン保険サービス部を設立。それ以来、豪州最大の日系企業専門チームを組織し、包括的なリスク・マネジメントのソリューションを提供している。

ジャパン保険サービス部の設立当時に比べ、オーストラリアに進出する日系企業の数は減ったものの、ここ数年、再び日系企業が増え、対豪投資が戻りつつあるという。ジャパン保険サービス部の主な顧客は在豪日系企業で、主に法人向けの損害保険を扱う。各企業向けにカスタマイズしたサービスの提供が魅力的だ。

顧客主導型の保険が充実

オーストラリアと日本の保険業界に違いはあるのか。エーオンによると、「誰が主体なのか」という点で両国に大きな違いがあるそうだ。日本では保険会社が主体にある。決められた保険の種類の中から「保険会社がお客様に保険を売る」という時代が長く続き、顧客にとって保険は「買うか買わないか」の選択肢しかなかった。

一方、オーストラリアではお客様が主体。顧客がそれぞれのリスクに合わせて、保険を自在に組み立てるテーラー・メイド型の保険アレンジが主流だ。また、保険をつけるか否かの判断も、外部のコンサルティング会社から専門的なアドバイスを受けて決めることが少なくない。

そうした背景の中、エーオンでも「顧客主導型の保険」が充実している。それぞれの顧客に合わせて、業務活動の中にどんなリスクがあり、そのリスクをどのようにマネージメントするのか。各リスクに対して「何が顧客にとって最適か」という観点から保険プログラムを組み立てるという。

コンサルティングに重点

オーストラリアでビジネスを行う際に必要な3つの柱がある。「法律、会計、保険」だ。同国で仕事をする際に、現地の事情をよく知らずに業務を行い、それが事故につながる可能性も少なくない。そうしたリスクを未然に減らすために「保険」は重要な役割を果たすのだ。

オーストラリアは日本と比べ、訴訟が比較的多いため、賠償責任タイプの保険が発達している。ジャパン保険サービス部では日系企業に対して、日本とは異なる文化や風習の違いから保険の仕組みに至るまで、入念なコンサルティングに重点を置いている。

例えば、オーストラリアは天災は少ないものの、山火事や洪水などは一度発生すると被害が大きくなる。また、インフラも日本に比べて整っていないため、嵐が来れば供給が途絶えたり、電気が止まってしまうこともある。自然災害が発生したことで、人が来られずに仕事ができなくなる事態も起こり得る。

このように日系企業が日本で経験しない事態、つまり外的なオーストラリア固有の問題が起こった時に、どのような手段を講じるのか。また、事故が起きないためにはどうすれば良いのか。

エーオンは、これらの想定されるリスクに対して適切なアドバイスや処置も含め、包括的にサービスを提供することで、各企業の「セキュリティーの役割」を務めているのだという。

グローバル展開で横のつながりを重視

オーストラリア企業活動のグローバル化が進む近年、「グローバル保険」の具体化が進んでいると言われている。グローバル保険とは、「海外事業に対して包括的に保険をかける」こと。

エーオンは、こうしたグローバル保険にも柔軟に対応が可能だ。世界最大のブローカーとして、主要国のほぼすべての国に支店を持ち、顧客に対してサービスを提供。世界中の支店との連携を重視し、その多大なネットワークを駆使して、国を越えたグローバル・ビジネスに対応しているため、より有利な条件で漏れがない保険アレンジが可能なのだという。

こうしたグローバル社会化が進む中、オーストラリアにおける日系企業のビジネス形態も多様化した。エーオンはこれまで以上に、オーストラリアの現地スタッフと共に「オーストラリア古来のやり方に日本のやり方を加味してビジネスを展開していく」ことに比重を置いていくという。

個人向け医療保険「メディパック」とは?

法人向けの保険サービスに定評のあるエーオンだが、個人向け医療保険も充実している。1995年以降、市民権や永住権保持者以外の人はオーストラリアの「メディケア」の受給資格が得られなくなった。そこで同社は、メディケアに代わる日本人一時滞在者向け医療保険「メディパック」の販売を開始。現在、在豪日本人の約1,000世帯がメディパックに加入している。日本人にとって頻度が高い歯科治療やメガネ関連のカバーが充実しているほか、病院でのキャッシュレス対応も可能。昨年に引き続き今年も、メディパックの販売に力を入れていく予定だという。

メディパックのアフター・ケア

● 高額の治療費が発生した場合、病院側と交渉をして直接保険会社へ請求書を回してもらうよう手配する

● 一部医療機関ではメディパック契約者への優待サービスとして、健康診断での割引や追加検査を無料で受けられる

● 一部のメガネ店でメディパック契約者向けの優待サービスを受けられる

● 一般的な海外旅行保険と違い、同一症状に対する継続治療でも日数制限なく補償が受けられる

● 会社として出向者やビザ・スポンサー対象者向けに一括で保険手配をしている場合、保険手配をすることで経費の平準化を行うことができる。またエーオン側担当者も日本人の専任担当なので企業ごとの細かな要望に対してもきめ細かな対応ができる

エーオン・リスク・サービス ジャパン保険サービス部
Aon Risk Services Australia Limited
Japan Insurance Services

<事業内容>
豪州で最大の日系企業専門チームを組織し、包括的なリスク・マネジメントのソリューションを提供する大手保険サービス会社。各企業にカスタマイズしたサービスの提供が魅力。現地企業のM&Aを計画する日系企業に対するデュー・デリジェンスのサービスも強化している。医療保険「メディパック」など、日系企業に勤める日本人の個人的な保険ニーズにも対応。

■Web: www.aon.com/australia
■Email: au.jis@aon.com
■創立年度:1987年

AON外観

AON外観

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る