2019年2月 ブリスベン総領事館便り

ブリスベン総領事館便り

ブリスベンを始めとしたQLD州各地には多くの在留邦人が暮らしています。その中には、不幸にして事故や犯罪、あるいはトラブルに巻き込まれてしまう人も少なくありません。そういった不測の事態に備えて、総領事館では常に邦人保護や安全対策のための任務に当たっています。

今回は、これまで皆様から総領事館に寄せられた相談の数々を踏まえて、皆様が安全に過ごして頂くために、ぜひご留意頂きたいことについてお話します。

在留邦人の皆様の相談の中でも、特に多いのは旅券の紛失・盗難、シェアハウスでのトラブル、勤務先の給料未払いなどが挙げられます。旅券の紛失・盗難は、再発行に費用や時間が掛かるばかりか、失った旅券が悪用される危険性があるので、日頃から管理には十分ご注意ください。最近の例では、ナイト・クラブやビーチなどでの紛失・盗難、その他にも外出先での置き引きや空き巣などの被害も発生しています。

シェアハウスのトラブルの多くは保証金を返してもらえない、あるいは不当な費用請求に関するものが多いです。対策としては、勤務先の給料未払いについても同様のことが言えますが、必ず下見をしてから契約書を交わし、支払いの詳細についても事前に明確にしておくことが大切です。

また、残念ながら事故や病気で入院される人もいらっしゃいます。交通事故には十分注意して頂くと共に、海やプールで遊泳する際はライフ・セーバーのいる安全な場所で泳ぎ、お子様連れの人は子どもから目を離さないようにしましょう。また、当地の医療費は非常に高いため、保険には必ず加入するようにしてください。保険に入っていなかったために、高額な治療費を請求されるという事例も発生しています。

悪質な犯罪被害に遭う人も後を絶ちません。ブリスベンの治安は他国の都市と比べて良好と言われていますが、日本と比べると犯罪発生率は罪種によっては数十倍となります。最近の邦人被害例では、強盗やひったくりによる被害が発生しており、特に少年による犯行の被害が多く寄せられています。

QLD州でDV被害が社会問題となっていることに鑑みて、総領事館では2018年4月より「Migrant Women’s Emergency Support Service」と提携、DVに悩む邦人のための相談窓口を開設しています(詳細は当館ウェブサイト参照)。なお、QLD州警察の日系リエゾンの平野尚道さんが、今年2月から毎月1回、皆様が気軽に立ち寄れる相談所の開設を予定しているそうですので、そちらもぜひご利用ください。

最後に、当館から皆様の安全などのためにお知らせをする必要がある際は領事メールで連絡しています。メールの宛先は在留届、または「たびレジ」に入力して頂いたメール・アドレスとなるので、3カ月未満の滞在の人はぜひ「たびレジ」への登録をお願いします。

ブリスベン総領事館は、これからも皆様が安全に過ごして頂けるよう努めて参りますので、どうぞよろしくお願いします。(林慎太郎・在ブリスベン日本国総領事館領事・領事担当)

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