2019年3月 ブリスベン総領事館便り JETプログラム

ブリスベン総領事館便り

昨年のクイーンズランド州からのJETプログラム参加者。総領事公邸での歓送レセプションで
昨年のクイーンズランド州からのJETプログラム参加者。総領事公邸での歓送レセプションで

日本の学校での英語授業は、文法や読解問題に偏っていると批判されがちですが、最近は日本人の英語の先生とネイティブの外国語指導助手がペアになって実用的な授業が行われることが増えてきているようです。

在ブリスベン総領事館など主に英語圏に所在する日本の在外公館は、そのような外国語指導助手の日本への派遣に携わっており、クイーンズランド州からは毎年30~40人ほどが日本に派遣されています。この外国語指導助手などの派遣プログラムは「外国語青年招致事業(JET)」と呼ばれ、1987年にアメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国で始まりました。その後、対象となる国は年々拡大して、2018年度には54カ国から計5,528人が参加するまでになりました。

JETプログラムには、外国語指導助手の他、地方自治体で国際交流活動に携わる国際交流員やスポーツの専門家として指導にあたるスポーツ交流員があって、3つの異なる職種に分かれます。一定以上の日本語能力が必要などそれぞれの職種に採用基準がありますが、クイーンズランド州からの参加希望者は、ほとんど外国語指導助手を目指しています。

在ブリスベン総領事館では、今年は1月29日、30日の2日間にわたって、訪日を希望する約30人の志望者の面接を行いました。英語教師を志すだけではなく、さまざまな分野でJETの経験を将来に生かしたいと考えている志望者が多く、既に弁護士、会計士、研究者などの幅広い分野で活躍している人たちも応募しています。そのため、面接では、英語教育に対する熱意だけではなく、自分の趣味や専門性を生かして課外活動を行いたい、コミュニティーに入り多くの人たちと交流したいなど草の根レベルの交流に意欲を見せるというように、さまざまな志望者の熱意を聞くことができました。今回選ばれた志望者は、他の国からのJET参加者と一緒に、今年の7月に訪日。日本各地に配属されることになります。熱意を持った過去のJET参加者の中には、帰国後も日本との活発な交流を継続して日豪両国の間の架け橋となっている人も少なくありません。

日豪プレスの読者の皆様には、このような日本での活動に関心を持つオーストラリア国籍の知己の方はいらっしゃいませんか。もしどなたかふさわしい人をご存じであれば、ぜひ、JETプログラムを紹介してください。例年、応募締め切りは11月ですので、準備の時間は十分にあります。応募条件などの詳細についてはウェブサイト(www.jetprogramme.org/en)をご覧ください。(投稿=中島範彦・在ブリスベン日本国総領事館領事・広報文化担当)

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