旦那はオージー「IELTS受験編」

第12回
IELTS 受験編

【前回までのあらすじ】夫の故郷であるオーストラリアへ2010年家族で移住。日本語教師として登録されるには、IELTSのスコア・アップが不可欠だが、なかなか合格しない。2つ目のバイトは3週間でクビになったり、あげくの果てに生活保護のお世話になる羽目に。お金なし、コネなし、仕事もなしのないないづくし。捨てる神あれば拾う神あり。成人のための無料の学校(LLNP)とトーストマスターズで、英語力もぐんとアップ!

トーストマスターズで10本のスピーチを書いて発表したせいか、自信がついてきた。「最後にIELTSの試験を受験してから、9カ月が過ぎたしそろそろ、いいだろう」と考え、再度受験することにした。当時住んでいたサンシャインコーストから受験会場のブリスベン市は車で90キロ離れており、電車で行くことに決めた。私の家から駅までは20キロも離れており、バスで行くことにした。当日、早めにバス停で待っていたら予定時間を15分過ぎでもバスが来ない。休日スケジュールかどうか確かめたが、間違いはない。すると、通りすがりの女性が「バスならもう行っちゃったわよ」と教えてくれた。「どういうこと?」バスは到着時間より早く来たら、バス停で待つのではなく、お客がいないとそのまま行ってしまうということが分かった。私は半分泣きそうになりながら、夫に車で駅まで送ってもらい、なんとか電車に間に合った。

女ターミネーターが試験監督?

試験会場には300人以上の受験者がおり、人種も年齢もさまざまだった。ある女性がトイレに行きたいと頼んだ。試験監督は「無理です。あなたはもう試験会場に入りました。これからは誰であろうとも、この部屋から退出することはできません」その毅然とした態度は女ターミネーターさながらだった。しかし、これから3時間は続くと思われる試験の途中で、トイレへ行くことができないと知った会場は騒然となった。しかし、さすがにまずいと思ったのか、その後「試験監督が一緒であれば、トイレに行っても良い」と変更された。ホッとしたおかげか、無事に試験では目標スコアを軽々クリア!念願だったQLD州の教員として登録されることになった。


<著者プロフィール>
ポップ登美子

◎北海道札幌市出身。オージーの夫と2人の子どもとともにノーザン・テリトリーに在住中。本紙コラムのほかにも、「地球の歩き方」海外特派員などでのフリーランス・ライターや日本語ガイド、日本語教師としても活躍中。
Web: ameblo.jp/kangaroo777
www.facebook.com/miffy777/
ameblo.jp/darwin-japanese

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る