旦那はオージー 「衛生観念なし!恐るべしチャイニーズ・レストラン」

旦那はオージー

第17回
衛生観念なし!恐るべしチャイニーズ・レストラン

【前回までのあらすじ】夫の故郷オーストラリアへ2010年家族で移住。日本語教師登録には、IELTSの高得点が不可欠だが、不合格続き。3週間でバイトを首になったり貯金が底をついたりと、散々。しかしトーストマスターズで、英語力もアップ、半年後に目標スコア達成&教員登録! 今回はチャイニーズ・レストランでのバイトのお話の3回目。

イラスト=たこり Web: takori.go-jin.com
イラスト=たこり Web: takori.go-jin.com

私はレストランで初めて働いたが、そのレストランのキッチンの汚さといったらなかった。①ご飯用のしゃもじは炊飯ジャーの隣に置いてあるが、そのしゃもじが何日も洗われた気配がない。②缶詰のライチを取り出す時に、インド人Jさんは直接手を突っ込んでいて、目が点になった。③使われた食器は、Jさんがまとめて熱湯で洗うのだがぬれてビショビショの食器を拭きもせず、そのまま棚に戻していた。④ジャスミン・ティーを注文した客がいたので、お湯を沸かしお茶をいれようと急須を開けてびっくり!茶渋で真っ黒になっているだけでなく、うっすらとカビまで生えていた。⑤レストランの床やキッチン台、レンジ・フードなどを清掃しているのを見たことがない。⑥常に外へのドアが開けっ放しで「ゴキブリもねずみも入り放題なのでは?」と思われた。⑦幼児用のハイ・チェアが用意されているが、薄汚い汚れがこびりついていて取れない。私が親なら「絶対にあの椅子には座らせない」と誓うような代物だった。

不衛生なチャイニーズ・レストランは、衛生管理局の指導対象に

「有名店に名を連ねる店が、あんな汚い環境で料理を作っていると知ったら、お客はみんな帰ってしまうのでは?それにシェフはいつもくわえタバコで調理をしているのよね」と子どもの誕生日パーティーで、何気なく話していた。保護者の1人が「それ、どこのレストラン?」とやけに真剣に聞いてきた。実は彼は衛生管理局の職員だったのだ。一瞬ちゅうちょしたが「もうバイトを辞めたし関係ないか」と情報を提供した。その後、2,000キロ離れたアサートン高原に引っ越したため、その店がどうなったのかは不明なのが残念だ。


<著者プロフィール>
ポップ登美子

◎北海道札幌市出身。オージーの夫と2人の子どもとともにノーザン・テリトリーに在住中。本紙コラムのほかにも、「地球の歩き方」海外特派員などでのフリーランス・ライターや日本語ガイド、日本語教師としても活躍中。
Web: ameblo.jp/kangaroo777
www.facebook.com/miffy777/
ameblo.jp/darwin-japanese

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