旦那はオージー「オーストラリアの夏休みは6週間」

第40回
オーストラリアの夏休みは6週間

【前回までのお話】極寒の北海道から、オーストラリアへ家族4人で移住。

日本人とオージーの休み中の過ごし方の違い

オーストラリアの学校は1学期が1月末スタートで、4学期は12月の2週目で終了。その後、6週間の長い夏休みに入る。このロング・ホリデー中には、宿題は全く出ない。つまり子どもは「何をしても良い!遊びまくっても良い休日」なのだ。

『赤毛のアン』の本の中で、アンが「この3カ月の夏休みはクイーンズ・カレッジの入試勉強のことは忘れて、思い切り楽しむわ」と、教科書類を全て屋根裏に閉まってしまうシーンがある。そして親友のダイアナと外で遊んだり、家の手伝いをしたり、とにかく勉強とは無縁の生活をするのだ。

子ども心にも「3カ月も何もしないで良いの?」とびっくりしたものだが、それと同じシーンが何十年も経ってから、我が家で見られるとは思ってもみなかった。

夏休みは勉強すべき? それとも思い切り遊ぶべき?

イラスト=たこり
イラスト=たこり (Web: takori.go-jin.com)

私は日本の教育を受け、教員もしていたせいか、ロング・ホリデー中でも規則正しい生活を送り、勉強を毎日するべきと思っている。何時間もテレビを見たりゲームをするなんてもってのほか。だから我が子にも、日本の子どもたちのように毎日(少しは!)勉強をさせたい。

宿題がないから、日本で購入した漢字ドリルを取り出してやらせようとした。しかし、「休みは思い切りのんびりして、好きなことをしたい!」と子どもたちに大反発されてしまった。

また、夜は普段通り午後9時ごろまでには寝かせたいが、子どもたちは「休み中は好きな時間に寝て、朝寝坊しても良い」と思っている。そして、私は「早く寝なさい」、子どもたちは「ママ! 夏休みだもの、良いじゃない!」とバトルに。そこに、夫が登場。私の肩を持ってくれるのかと思いきや、夫は「休みだから良いじゃないか。休みなんて1年に数回しかないんだよ」、そして私は「そんなことを言っても、休みは年に3カ月もあるし、成長ホルモンは夜に出るんだから、夜中まで起きていたら大きくなれないわ!」と反論。それに対し夫は「休みが終わる1週間前に戻せば良いさ」。なんと気楽な夫だと思ったが、オーストラリアでは私の意見が異質であることが、その後のママ友との話で分かったのだった。


ポップ登美子
北海道札幌市出身。オージーの夫と2人の子どもとともにノーザン・テリトリーに在住中。本紙コラムのほかにも、「地球の歩き方」海外特派員などでのフリーランス・ライターや日本語ガイド、日本語教師としても活躍中。
Web: ameblo.jp/kangaroo777
www.facebook.com/miffy777/
ameblo.jp/darwin-japanese

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