ストレスを感じたら

グローバル・ビジネス・コミュニケーション入門
異文化ギャップは埋められる!

第4回 ストレスを感じたら

誰かと接するって意外とストレスになることがあるんですよね。誰しも性格やフィーリングが合う人と合わない人がいるものです。友人関係なら馬が合わないのであれば、必要以上に付き合う必要はないかもしれませんが、仕事だとそういうわけにもいきません。この不快感が続くと対人ストレスとなります。

調査によると、職場におけるストレスは仕事の量によるもの(32.3パーセント)、仕事の質によるもの(30.4パーセント)よりも、人間関係による対人ストレス(35.1パーセント)が最も多いのです。これは何とかしなければいけません。

では、どんな人が周りから「苦手」だと思われるのでしょう。調査では多くの特徴が得られたのですが代表的なものは以下の7つです。

  1. 1.自己中心的(自己チュー)
  2. 2.うっとうしさ(ウザイ)
  3. 3.感情的な態度(すぐ怒る)
  4. 4.偉そうな態度(本当は偉くもないのに)
  5. 5.いい加減さ(時間や仕事の質などで)
  6. 6.思いやりのなさ(当たりがきつい)
  7. 7.魅力/有能さ(比較されたくない)

こんな人は周りにいませんか? いますよね。ただ、苦手なタイプであっても一緒にいないといけないのが人間社会です。できることならこの苦手意識を何とかした方が今後のためには良いのです。

まず、ストレス対処法を考えてみましょう。人間が対人ストレスを感じた時には3つの対処法があります。まず1つ目はポジティブ関係対処法です。これは積極的に関係を改善し、より良い関係を築こうとする方法です。次にネガティブ関係対処法という方法があり、これは関係を放棄し崩壊させようとするやり方です。この先の関係がどうなっても良いという考え方です。最後に、解決先送り対処法です。文字通りその場はやり過ごして、事態がもっと差し迫まるまで動かないという方法です。

ご自身の性格もありますし、その選択が現実的に可能かどうかも考慮すべきですが、それぞれに利点と欠点があります。良い関係を築くのであれば正面から相手と向き合うことが良いでしょう。もしそれができないのであれば問題は解決しません。解決を先送りにするともしかしたら事態はその間に悪化するかもしれません。

可能な限り勇気を持って自分の意思を表明する必要があります。そのためには相手が分かりやすいように話しましょう。前回までに論理的展開の重要性を説いてきましたが、プレゼンテーションの時だけではなく、こうした対人コミュニケーションの場面でも必要なスキルなのです。


野中アンディ
福岡大学を卒業後、日本通運に入社。その後渡米しカンザス大学にて修士号、また帰国後に西南学院大学で博士号を取得。専門はコミュニケーション学。関東学院大学講師、中村学園大学准教授を経て2017年4月、株式会社コムスキル代表取締役に就任。プレゼンテーション、コミュニケーション能力、異文化ビジネス交渉等の企業研修を行う。

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