【シドニー虹色通信】東日本大震災から5年を迎えて

東日本大震災・被災地を想う シドニー虹色通信

プロフィル◎JCSシドニー・レインボー・ステイ・プロジェクト
2011年3月11日東日本大震災発生の年、被災児童を支援する目的でシドニーで発足した保養プロジェクト。毎年夏休み期間中に、10人の小中高校生を東北からシドニーにホーム・ステイ招待している。また毎年3月11日前後には、震災復興支援とファンド・レージングの目的で「3.11震災復興支援イベント」を開催している。シドニー日本クラブ(JCS)傘下団体。
www.jcsrainbow.com

文:Yukiko Salisbury(プロジェクト代表)

第8回 東日本大震災から5年を迎えて

東北被災地の子ども達が、シドニーで保養&ホームステイを体験する「JCSレインボー・プロジェクト」は、2011年に発足し、今年で6回目を迎えます。活動資金は、チャリティー・イベント収益、寄付、企業の協賛金などで賄っています。

そのチャリティー活動の中でも一番大きな行事は、やはり12年から継続してきた、毎年3月11日に開催する「東日本大震災復興支援イベント」です。今年は、震災から5年の節目を迎える年なのでさらに大きな規模で開催します。

「シドニー日本クラブ」が主催の元、「ジャパン・ファウンデーション・シドニー」協賛、「在シドニー日本国総領事館」、「シドニー日本人会」、「シドニー商工会議所」が後援など、シドニーの日系コミュニティーが一致団結する行事となります。

先日は、震災発生時の豪元首相ジュリア・ギラード氏が、イベント当日には公務で参加できないものの、応援メッセージ収録のためにアデレードからシドニーに駆けつけてくださいました。彼女は大震災直後、国外の首脳としては一番最初に被災地(南三陸町)を訪れました。

イベント当日は、ジュリア・ギラード元首相のビデオ・メッセージが映写される
イベント当日は、ジュリア・ギラード元首相のビデオ・メッセージが映写される

11年に南三陸町を訪れた感想は、「実際にその場所に立ち、自分の目で見ると、被災状況は想像を絶するものだった」と語り、震災の話が進むと、時折目に涙を浮かべながら、当時の状況を振り返っておられました。

ギラード氏を迎え案内役をした、南三陸町の佐藤町長も、当時を振り返り、このように語ります。「ギラード首相が、防災庁舎の前で私の肩に優しく手を掛けて激励してくれたのを、昨日のことのように思い出せます。そして避難所では子どもたちに、コアラやカンガルーのぬいぐるみを優しい笑顔で手渡してくれました」。

また、その時にギラード氏と一緒にオーストラリアから南三陸町を訪れたのが、災害レスキュー隊総司令官のロバート・マックニール氏です。彼は、今年3月に南三陸町を再訪し、当時の関係者に会いに行かれるそうです。

5年の月日が経っても、変わらぬ支援の気持ちを持つオーストラリア人の、そのような姿もイベントを通じて、多くの人たちに伝えたいと考えています。

その他、シドニー在住のたくさんの日系アーティストによる伝統芸能の披露、日本からの特別ゲスト出演、被災地写真展、東北工芸品展示など、企画は盛りだくさんですので、ぜひシドニーの東日本大震災復興支援5周年イベント(Web: www.tohoku2016.com)に足を運んでほしいです。

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