第34回 自転車で世界に笑顔を届けるスペイン人、アルバロさん

JFPピースフル通信

オーストラリア国内の平和への動きについて、
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第34回
自転車で世界に笑顔を届けるスペイン人、
アルバロさん

プレストン香寿代(JfP代表)

  自転車(スペイン語でBici)とピエロ (クラウン)をかけて「Biciclown(ビシ クラウン)」と名乗り、スペインで弁護 士だったアルバロさんが仕事を辞め、世 界各地の恵まれない子どもたちにピエロ のショーを披露する自転車の旅に出たの が、ちょうど7年前の11月。これまでの 走行距離9万9,232キロ。使用自転車数3 台。フリーのピエロ・ショー58回。マラリ ア4回。これまでに制作したドキュメンタ リー3本。書籍4冊。

 JfPは10月、ケアンズからメルボルン まで自転車でやって来たアルバロさんの プレゼンをメルボルン市内で開催した。 65人の参加者は、まさに5大陸14カ国か ら来た人々。年齢層も幅広く、マルチカ ルチャーで良いバイブが流れる集まりと なった。

 彼が7年間旅してきた63カ国の国々を世 界地図でなぞり、スクリーンではモンゴル で撮った最新ドキュメンタリーを紹介しな がらのプレゼン。来豪前は6カ月日本列島 を周った。九州を旅している最中に東日本 大震災を知り、チベットで出会った自転車 乗りの日本人をつてに宮城まで駆けつけ、 被災者の人々をピエロのショーで慰問。そ の模様はNHKでも紹介された。被災地の話 をする時は今でも胸がいっぱいになり、目 が潤んでくるそうだ。

 「どの国が一番好き ? 」と聞かれて「次 に行く国だ」。「旅を終えてスペインに 戻ってどうするの ? 」との問いには「今を生きているから先のことは考えられない し、それは重要ではない」と爽やかに答え た。まさに振り返ることなく、気持ちが前 に向いている。普段の生活に慣れきってい る私たちとは、格段にスケールの違う世界 観、人生観があふれ出ていた。

 アルバロさんは愛妻である自転車 (Karma)とテントを含む75キロの所持品 とともにNZに飛び立った。「ぼくはホー ムレスじゃない。ルーフレスなだけ」「訪 れる国々でさまざまな人との出会いがあ り、1人の時も常に自分と対話をしている ので寂しくはない」と語る彼の旅は、アラ スカ、北米、南米とさらに続く。

 世界中を自分の足と自転車だけを頼り に駆け巡り、世界の人たちにスマイルを 届けるのが夢だという壮快な彼の生き方 は、誰もができることではない。「この 私たちが生きている世界こそパラダイス だ」「あなたが幸せならば、ほかの人も 幸せにすることができる。あなたが幸せ でなければ、それは不可能だ」との言葉 に、自分の夢を毎日実現しているような 人だと思った。

■Alvaro NeilさんWeb: www.biciclown.com


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Japanese for Peaceプロフィル

2005年3月に設立した日本人を中心とする平和活動グループ。05・06年に広島・長崎平和コンサートを開催。そのほか多数のイベントを企画すると同時に、地元のグループや活動家、他民族のグループとも交流を持ち、平和活動のネットワークを広げている。

Web: www.jfp.org.au
Email: info@jfp.org.au

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