キャンプ体験記

初キャンプに向けて
(Photo: Tourism Queensland)

第48回
キャンプ体験記
文=加納寛之
 初キャンプに行くべくキャンプ用品をそろえた私たちは、ブリスベンから南に車を走らせ、美しい海を臨むキャンプ場に向かった。
<第1日目> 冬なので日が短く、なんとか暗くなる前にテントを張らなくては、と心配していたが、友人Dさん夫婦の手を借りながら、スムーズにテントを張ることができ、ひと安心。幸先の良いスタートを切る。
 子どもたちが走り回る様子を見守りながら、友人たちと囲む素朴な夕食の、なんとおいしいこと ! 子どもたちが眠ってから、大人はワインやお茶を飲んで談笑。眠たくなったらすぐそこにテントがある。ひんやりとした空気の中、寝袋に入るのも、子どもに戻ったようでワクワクする瞬間である。
 Dさんの長男Kくんが、うちのテントの娘の隣で寝ることになったが、4歳だから許そう。
<第2日目> 朝食は妻たち手製のパンケーキ、オムレツ、ベーコンなど。大人も子どもも新鮮な空気の中、朝からよく食べる。誰もが自然でいられる魅力がキャンプ場にはある。
 昼からは楽しみにしていた釣りをしに、海に行くことに。釣りは5年ぶりだったが、やはり魚をしとめたときの感覚は何とも言えない。夕食には、とれたてのコチ(Flathead)とキス(Whiting)の刺し身が加わり私も誇らしい。
 Kくんは、今日もうちのテントで寝ることになったので、今晩は娘との間に私が寝てみた。
<第3日目> 朝はKくんが話しかける声で目が覚めたが、内容は恐れていた「娘さんをください」ではなく、Kくんの好きな電車のことだった。いい子だ。
 朝食後は、キャンプ最終日をなごり惜しみ、長いモーニング・ティーを楽しむ。ところが昼食中、急に雲行きがあやしくなってきたかと思ったら直後に大粒の雨が降り出す。慌ててテントを片づけようとするが、そこは初心者。あっという間にテントともどもずぶぬれになった。いい気持ちでモーニング・ティーをしている間に片づけをしておけばよかったものを…。これも自然の中ならではの尊い経験と自分に言い聞かせながら、3日間の初キャンプはあっという間に終わった。
<感想> 楽しかった ! 楽しかった ! 楽しかった ! なぜもっと早くやらなかったのだろう ? 次のキャンプが待ち遠しく、次回の候補地の目星を早くもつけている私である。


プロフィル
かのうひろゆき●ブリスベン歴7年半。日・米・豪3カ国の弁護士。弁護士歴12年NY留学中の2001年に9・11テロを体験後、ブリスベンの青空に心を癒され永住を決意。モットーは仕事も遊びも全力投球!週末は妻、娘(5歳)と一緒に愛犬モモの散歩でリフレッシュ。犬連れのアジア人家族を見かけたらそれが僕たちかも ?

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