サンシャイン・コーストで釣り

魚釣りに夢中になる娘と筆者
魚釣りに夢中になる娘と筆者

第49回
サンシャイン・コーストで釣り
文=加納寛之
 ここQLD州では夏はもちろん、冬にもいろんな楽しみ方ができますよね。冬の海ではさすがに泳げないにせよ、太陽の光は子どもやモモにも優しく、晴れた日に磯遊びをするのには絶好の機会です。そこで私たちはよく、冬にも弁当やピクニック用具を持ってビーチに行くのですが、この間の娘の冬休みには、サンシャイン・コーストまで足を延ばしてきました。
 最初はのんびり過ごせればいい、と思っていたのですが、すぐそこの波間に踊るように泳ぐ魚の群れを肉眼で見た瞬間、先月のビーチ・キャンプで数年ぶりに思い出した私の釣り魂がまたムクムクと湧き上がってきました。
 急いで釣り竿を取り、餌を買いに近くの売店に走る ! そして竿を投げれば、1分も経たないうちに1匹、また1匹、と大きなキスが次々に釣れるのです。ビーチから投げるので多少足元が濡れますが、5歳の娘も釣りに初挑戦、難なく釣り上げ、大喜びです。
 モモはといえば、次々に釣り上げられてピチピチ跳ね回る魚を見て、これまた大はしゃぎ。波打ち際でバシャバシャとしぶきを上げながら走り回っています。
 幸運にもその日の晩は満月が出て、潮の干満が最も激しい日であったようです。時間帯もちょうど良かったのでしょうが、気が付いたら、1日で20匹ものキスを釣っておりました。もちろん、州の規定に従って小さい魚は放したので、実際はもっと多く釣れたのですが、どれもピカピカに光り、透き通った海から釣り上げたばかりの魚ですから、美味しくないはずがありません。早速持ち帰って鱗を取り、きれいにしてから天ぷらや、あっさりとした塩焼きにして食べましたが、絶品でした。
 そう簡単に釣れないからこそ、釣れた時の感触が忘れられない、というのもよく分かるのですが、かといって、ぬるぬるしたゴカイを触り、釣り針につけては取られる、を繰り返した挙げ句、何も釣れずに帰るのはやはりつまらないものです。今回は、ほぼ入れ食い状態。1匹1匹、どれも大きく、引きも強く、釣りの醍醐味を余すことなく味わうことができ、大満足でした。
 皆さんも暖かくなる前に、そして満月の日を狙って、ぜひやってみてください。


プロフィル
かのうひろゆき●ブリスベン歴7年半。日・米・豪3カ国の弁護士。弁護士歴12年NY留学中の2001年に9・11テロを体験後、ブリスベンの青空に心を癒され永住を決意。モットーは仕事も遊びも全力投球!週末は妻、娘(5歳)と一緒に愛犬モモの散歩でリフレッシュ。犬連れのアジア人家族を見かけたらそれが僕たちかも ?

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