運気を上げる年末の大掃除

「ラスト陰陽師」橋本京明が、毎日を笑顔で過ごせる開運方法を指南!
 

第16回 運気を上げる年末の大掃除

12月に入り今年も最後の月になりました。日本では年末が近付くと大掃除を始め、普段手の届かないところも綺麗にして新年を迎える準備をします。ことの始まりは江戸時代にさかのぼります。

江戸時代中期まで使われていた宣明暦では12月13日の27宿(星宿の分割法の1つで、月の見かけの通り道である白道を、27のエリアに等分割したもの)は必ず「鬼」になっており、鬼の日は婚礼以外はすべてのことに吉とされているので、正月の年神様を迎えるのに良いとして、12月13日が1年の締めくくる日として選ばれたのです。


12月13日には、正月事始めの最初の行事である「煤払(すすはら)い」が行われました。昔はどこの家にも竈(かまど)や囲炉裏(いろり)があったことから、1年間に溜まった煤を取り除き家の内外を大掃除するもので、煤掃き・煤納めの行事とも言われました。当時は、すす払いの日には、仕事を休み、家中が総出で大掃除をしました。1年間の汚れを払い隅から隅まで綺麗にすると、年神様がたくさんのご利益を持って降りてくると言われ、12月13日に江戸城で「煤払い」を行っていたことに由来します。これは単に大掃除というより、神聖な御紋の行事でした。煤払いを煤掃きともいいますが、その日を「煤取節句」「煤掃節句」と呼ぶ地方があることからも神祭りのはじまりであったことが分かります。また寺社では、現代でも毎年この日を「煤払い」の日としています。手拭いなどで頭・顔を覆った修行僧らが、昔ながらの「煤梵天」や笹の束などを使って仏像や堂内の汚れを払ったり、お堂の畳を叩いてホコリを追い出したりする光景が見られます。

現代の暦では12月31日を締めくくり、一般家庭では「煤払い」という言葉はほとんど使いませんが「年末大掃除」の習慣として残っています。身辺を清らかにして新しい年を迎えるということは運気を上げる意味でもとても大切なことです。大掃除が落ち着いた後は自らの今年1年を振り返り、ぜひ心の大掃除もして頂きたいと思います。


☆プロフィル
著者・橋本京明◎神官の家系に生まれ、幼いころから念視・予知、霊感・霊体験をし、小学2年生で四柱推命、紫微斗数、奇門遁甲などの占いを学び始める。その後、数々の寺院で修行。高校卒業後は会社に勤めながら占いの個人鑑定を開始し、2008年に独立。「ラスト陰陽師」としてメディアにも多数出演。現在は東京都にオフィスを構え、個人鑑定を行っている。

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る