おせち料理に込められた日本の文化

「ラスト陰陽師」橋本京明が、毎日を笑顔で過ごせる開運方法を指南!
 

第17回 おせち料理に込められた日本の文化

新年明けましておめでとうございます。今年も皆様にとって素晴らしい一年が訪れますように。さて、皆さんはお正月をどのようにお過ごしでしたか?特別な食事をされましたか?日本ではお正月の三が日は、暮れから準備しておいた「おせち料理」を家族やお客様といただく風習があります。おせち料理は五節句の料理の1つで、平安時代に宮中で行われていた「お節供」の行事に由来しています。お節供とは節日(せちにち)に神にお供えをし、宴を開く宮中行事です。江戸時代後期に江戸の庶民がこの宮中行事を生活に取り入れ始めたのをきっかけにおせち料理としての風習が広まりました。やがて節句の1番目にあたる正月にふるまわれるご馳走だけが「おせち料理」と呼ばれるようになりました。おせち料理は年神様に供える供物料理であるとともに、家族の反映を願う縁起物の家庭料理でもあります。日持ちのする材料で作ってあるので、家族が食べるほかに、お客様にも出せるように重箱に詰めるのが一般的です。また、重箱に詰めるのは、めでたさを重ねるという意味も込められています。正式には4段重(5段重という説もあります)。1の重、2の重、3の重と呼びますが、4番目は「与の重」といい、忌み数字である「4」は使いません。詰め方や料理の組み合わせは地域や家庭、しきたりなどによってさまざまですが、最も代表的な詰め方を紹介します。

1の重 黒豆、数の子、ごまめ(田作り)などの祝い肴(ざかな)
2の重 伊達巻きやきんとんのような甘いもの中心
3の重 魚や海老の焼き物など海の幸
与の重 野菜類の煮物などの山の幸

おせち料理を作るのはお正月の間主婦が休むためと思われがちですが、元々お正月は年神様をお迎えする儀式のひとつなので、その間は音を立てたり火を使うのを慎むということにつながります。おせち料理というと最近ではデパートやスーパーをはじめインターネットの通信販売などでも購入できますが、その反面、昔からの風習を大切にして手作りにこだわる家庭も多いようです。縁起物というだけでなく日持ちがよく栄養のバランスのとれた「おせち料理」は今もなお日本の文化に根付いた伝統的な食文化として受け継がれています。


☆プロフィル
著者・橋本京明◎神官の家系に生まれ、幼いころから念視・予知、霊感・霊体験をし、小学2年生で四柱推命、紫微斗数、奇門遁甲などの占いを学び始める。その後、数々の寺院で修行。高校卒業後は会社に勤めながら占いの個人鑑定を開始し、2008年に独立。「ラスト陰陽師」としてメディアにも多数出演。現在は東京都にオフィスを構え、個人鑑定を行っている。

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