第12回 スマホ・サイトは不要? 必要?

今日から売れる販促・集客のコツ

しみながら売繁盛!

楽笑マーケティング

 

「モノが売れない時代」における「売れる」ポイントはただ1つ、「過去の成功体験ほど疑わしいものはない」と気付けるココロです。本コラムは出版・広告業界に15年以上携わってきた著者が、販促・集客のための「気付き」を与え、あなたの“やわらかアタマ”を育てます。

第12回 スマホ・サイトは不要? 必要?

今や日本の高校生ですら、携帯電話所有者の56%がスマートフォンというこの時代。オンライン・ビジネスにおいて広がりつつあるスマートフォン向けホームページ(スマホ・サイト)ですが、未だにスマホ・サイトに参入していない大手企業もあります。セレクト・ショップ大手BEAMSや三菱自動車がスマホ・サイトを廃止したなんて事例もあります。なんて言うと、「なんだ、スマホ・サイトなんかいらないじゃん」と言う人がいますが、その考え方は、Webマーケティング上かなり立ち遅れている、というのが今回のお話です。

 

◆大企業のスマホ・サイト不要論
 日本の大企業がスマホ・サイトを持たないのには、以下のような理由があります。

● サイトが大規模過ぎて、スマホ・サイトを作れない(時間とコストがかかる)。
● 広報戦略上、スマートフォン・ユーザーを「浮遊層」、PCユーザーはじっくりと検討する「確実層」と明確に定義している。
● PCサイト自体が直感的な構成になっており、スマホで閲覧しても使いやすい。

概ねこの3つの理由に絞れますが、これらは、広告費などが潤沢な「大企業」ならではの理由であることを念頭に入れておくべきです。

 

◆日本は“スマホ先進国”ではない

また、こんなデータもあります。「8割近い人がスマホ専用サイトは必須だと感じない(7月31日付・マイナビウーマン)」。こうした情報を鵜呑みにしてしまう人がいますが、これは「スマホ・サイトは不要」という統計ではなく、「日本には、スマートフォンに最適化されていないサイトがあまりにも多い」ことの証明に過ぎません。

Googleによれば、日本のスマートフォン普及率は2011年比で約4倍(普及率25%)となりましたが、普及率は調査対象の世界48カ国中、最低レベルで、韓国の73%、豪州の65%、米国の56%などに到底及びません。一方、「モバイル・インターネット利用率」では83%の人が毎日利用しており、韓国の89%、ベトナムの84%に次いで世界第3位です(豪州は76%)。

これは“携帯(ガラケー)サイト”が普及し過ぎた日本ならではの結果で、スマホへの対応が、ほかの先進国では考えられないほど遅れている証です。そもそも画面の拡大・縮小が面倒で、ボタンやリンクが小さく、誤作動しやすいPC版サイトをスマホで利用したいと感じる人は、常識的に考えて皆無です。

某米国企業が提唱した「Mobile First(携帯端末第一主義)」は既に2009年の話で、GoogleやFacebookを通じて浸透し、現在は普通のグローバル・コンセプトです。日本でも楽天などのECサイトが、スマホからの売上げを急増させていることを考えれば、結論はもうお分かりでしょう。日本でもスマホ・サイト化(アプリ化も含む)の急進は今後、確実的で、今からスマホ・サイトに注力すればライバル企業に先んじて集客・販促を強化することが可能です。特に日本向け、対大規模サイトにその効果は表れるでしょう。では、いつやるのか?「今でしょ!」


森茂樹
●出版・映画会社の角川書店入社後、雑誌記者・情報誌編集者として従事。その後、広告制作ディレクター、専門学校広報など出版・広告業界を渡り歩く(綱渡りだけど!)。現在は、格安ホームページ制作者、販促アドバイザー、翻訳家として活動中。
Web:www.mideax.com

 

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る